甲斐 由紀子 (カイ ユキコ)

KAI Yukiko

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職名

教授

研究室住所

宮崎県宮崎市清武町木原5200

研究分野・キーワード

医療安全管理、看護管理

メールアドレス

メールアドレス

研究室電話

0985-85-9814

研究室FAX

0985-85-9814

出身大学 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1978年03月

    宮崎県立宮崎高等看護学院   看護学部   卒業

  • 1997年04月
    -
    2002年03月

    放送大学   教育学部   発達と教育専攻   卒業

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 2006年04月
    -
    2010年03月

    宮崎大学  医学系研究科  生体制御系  博士課程  修了

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 宮崎大学 -  博士(医学)

専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

  • 基礎看護学

  • 医療社会学

  • マルチメディア・データベース

  • 社会システム工学・安全システム

  • 社会システム工学・安全システム

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研究経歴 【 表示 / 非表示

  • 平成14年度安全管理体制充実のための海外実地調査

    共同研究  

    研究期間: 2002年09月  -  2002年10月

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    アメリカの医療現場の安全管理体制の実際を調査し、国立大学附属病院の安全管理体制の更なる充実に向けての検討、九州地区病院間の連携の必要性と可能性の検討を行う。

  • ペンシルベニア大学病院実地調査

    共同研究  

    研究期間: 2004年03月  -  2004年03月

     概要を見る

    東京医科歯科大学大学院・京都大学スタッフとペンシルバニア大学病院を訪問した。質指標の分析、安全教育、安全管理体制、FMEA分析、エラー防止方策、日本の体制整備・システムとの違いについて比較・検討した。

  • 厚生労働科学研究費補助金特別研究事業「行政処分を受けた看護師等に対する再教育プログラムの作成に関する研究」

    厚生労働科学研究費補助金  

    研究期間: 2007年04月  -  2008年03月

     概要を見る

    行政処分を受けた保健師・助産師・看護師に対し、再教育の適切な内容と教育方法について、医療安全および法律等の専門家による研究班を組織し、「行政処分と保助看法との法的側面」「心理社会的側面への配慮」「他職種の再教育スキーム」について整理、検討した。更に、行政処分の種別、処分期間別に典型的モデルプログラムを作成した。

  • 「専任リスクマネジャーの職務態度測定尺度」の開発

    一般別枠研究  

    研究期間: 2006年06月  -  2009年07月

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    専任リスクマネジャーが職務遂行の際に備えるべき心理的特性について、主観的に自己評価するための「PSO職務態度測定尺度」(33項目)を開発した。その後、信頼性・妥当性を確認するため、各種比較調査を行った。

  • 専任リスクマネジャーの職務継続の重要性-「専任リスクマネジャーの職務態度測定尺度」を用いた経験別比較調査から-

    共同研究  

    研究期間: 2007年11月  -  2012年06月

     概要を見る

    「専任リスクマネジャー(PSO)の職務態度測定尺度」を使用した経験年数別調査および、上司の他者評価得点と比較検討した。その結果、自己評価は全て経験の多い群が有意に高得点を示し、他者評価は自己評価得点よりも有意に高く、全体で有意な弱~中程度相関を認めた。PSOは経験を経る毎に組織で認知され職務を全うしており、PSOの継続勤務は、職務能力を発揮する為に大きな意味を持つことが示唆された。

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論文 【 表示 / 非表示

  • Risk manager mindset of new chief nurses working at hospitals in Japan

    Kazuko Shimamot,Yukiko Kai, Yuriko Ohkawa、Amy Hombu

    International Association of Risk Management in Medicine 8th World Congress of Clinical Safety   1 ( 1 )   2019年10月  [査読有り]

    共著

  • 新任看護師長の安全管理者としての成長-質問紙に基づいた半構造的インタビューを用いた専任リスクマネジャーとの比較からー

    嶋元和子,甲斐由紀子

    第23回日本看護管理学会学術集会     51 - 51   2019年08月  [査読有り]

    共著

  • 新任安全管理者の職務と医療安全意識の変化ー新任看護師長に対する質問紙調査をもとに実施した半構成的インタビューによる比較調査からー

    嶋元和子,甲斐由紀子

    日本医療マネジメント学会第12回宮崎県支部学術集会     2019年02月  [査読有り]

    共著

  • Communication between nursing students and nurses during practicums

    Yukiko Kai, Kako Murakami, Yuriko Ohkawa

    International Association of Risk Management in Medicine 6th World Congress of Clinical Safety   1 ( 1 ) 34 - 41   2018年06月  [査読有り]

    共著

  • Investigation of near-miss experiences of nursing students

    Yukiko Kai,Miho Urakawa, Takahiro Miyoshi

    Journal of Medical Safety   1 ( 1 ) 61 - 68   2017年10月  [査読有り]

    共著

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著書 【 表示 / 非表示

  • 患者安全への提言 群大病院医療事故調査から学ぶ

    上田裕一、甲斐由紀子、勝村久司、神谷惠子、隈本邦彦、長尾能雅 (担当: 共著 , 担当範囲: 「患者参加型医療」実践のための具体的対策 )

    日本評論社  2019年11月 ISBN: 9784535984882

  • 病院安全教育

    甲斐 由紀子 (担当: 単著 , 担当範囲: 「専任リスクマネジャーの職務態度測定尺度」の活用提案 )

    日総研出版  2018年10月

  • 病院安全教育

    甲斐 由紀子 (担当: 単著 , 担当範囲: 安全の度合い・変化を測る指標とその活用法、医療安全に対する意識調査とその結果からの考察 )

    日総研出版  2018年06月

  • 生存科学

    上田裕一、甲斐由紀子、勝村久司、神谷惠子、隈本邦彦、長尾能雅 (担当: 共著 , 担当範囲: 医療事故の調査について )

    生存科学研究所  2017年09月 ISBN: 0917-0138

  • 臨床看護のeラーニング 『CandY Link(キャンディリンク)』

    長谷川 素美 他 (担当: 共著 , 担当範囲: 医盗難(個人情報が入ったUSB紛失、向精神薬の消失)、医療事故(転倒発見) )

    メディカ出版  2016年11月

     概要を見る

    株式会社メディカ出版の依頼により、臨床看護のeラーニング『CandY Link』の開発に加わった。病院施設を対象としたeラーニングで、厚生労働省 新人看護職員研修ガイドライン改訂版準拠、学習理論「インストラクショナルデザイン」に基づく教材設計で、スマホやPCを駆使して回答することにより、正誤および解説を読むことにより、臨床で実際に必要とされる安全行動を学ぶ双方性の学習教材(アプリ)である。患者の安全管理①・組織の安全管理において、盗難(個人情報が入ったUSB紛失、向精神薬の消失)、医療事故(転倒発見)について、学習目標・リファレンス・シナリオ・留意事項・法的根拠について教材を開発・監修した。 「2016年日本eラーニング大賞」において、「看護教育特別部門賞」を受賞した。

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その他研究活動 【 表示 / 非表示

  • 宮崎県看護協会日向・東臼杵郡医療安全研修「看護の可視化と看護記録」

    その他 

    2019年11月
     
     
     

     概要を見る

    宮崎県日向・東臼杵郡の看護職に対して、群馬大学医学部附属病院の医療事故調査結果を踏まえて、医療安全の基本、インフォームド・コンセント、記録・個人情報の取り扱い、情報開示と看護記録について講義を行った。「医療を行ったものが記録する」という医療法に記載された視点で、インフォームド・コンセント時の看護記録および医師記録について質問があり、参加者とともに意見交換した。

  • 平成30年度 国際歯科医療安全機構 学術集会「安全な医療を提供するためのインフォームド・コンセントと記録 群馬大学医学部附属病院の腹腔鏡手術事故の外部委員を経験して」

    その他 

    2019年02月
     
     
     

     概要を見る

    国際歯科医療安全機構に所属する歯科医師・技工士・歯科衛生士に対して、群馬大学医学部附属病院の腹腔鏡手術事故の外部委員の経験から、医療安全の基本、インフォームド・コンセント、診療記録の記載を中心に講義を行った。医師および医療安全管理者から積極的な意見・質問があった。

  • 平成29年度 東海北陸厚生局 医療安全に関するワークショップ「群馬大学病院医療事故から何を学んだか」

    その他 

    2017年12月
     
     
     

     概要を見る

    東海北陸厚生局の依頼で、医療安全管理の最新アップデートとして、「医療安全管理者の立場から事故に学ぶ」と題し、東海北陸エリアの病院職員に対して、群馬大学医学部附属病院の腹腔鏡事故の外部調査から得た教訓を基に医療安全管理者の業務と役割、インフォームド・コンセント、診療記録の記載について講義を行った。その後、共に外部調査委員を務めた医師・弁護士・患者代表・群馬大学医療安全管理担当者医療安全管理者と参加者でシンポジウムを行い双方向の積極的な意見交換を行った。

  • 平成29年度 県立宮崎病院医療安全研修会「医療チームに求められているインフォームド・コンセント」

    その他 

    2017年12月
     
     
     

     概要を見る

    県立宮崎病院の医療職・事務に対して、医療安全のキーワード、インフォームド・コンセント、診療記録の記載について講義を行った。また、群馬大学医学部附属病院の腹腔鏡事故の外部調査から得た教訓を基に、医療法に準じた医師・看護師の役割、患者・家族への接し方、インフォームド・コンセント、診療記録の記載について講義した。医師および医療安全管理者から積極的な意見・質問があった。

  • 平成29年度 宮崎善仁会病院研修会「医療チームに求められているインフォームド・コンセント」

    その他 

    2017年11月
     
     
     

     概要を見る

    善仁会病院の医療職・事務に対して、医療安全のキーワード、インフォームド・コンセント、診療記録の記載について講義を行った。また、群馬大学医学部附属病院の腹腔鏡事故の外部調査から得た教訓を基に、医療法に準じた医師・看護師の役割、患者・家族への接し方、インフォームド・コンセント、診療記録の記載について講義した。医師および医療安全管理者から積極的な意見・質問があった。

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学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • 日本看護倫理学会 第10回年次大会賞

    2017年05月21日   日本看護倫理学会   看護師の医療安全意識の倫理的考察-職種間及び経験年数比較に注目した実態調査より-  

    受賞者:  三次貴大,甲斐由紀子,河野梢子

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 模擬患者を活用したシミュレーション教育によるシームレスな医療安全教育アプローチ

    基盤研究(C)

    研究期間:  2019年04月  -  2022年03月  代表者:  甲斐由紀子

     概要を見る

    医学生がチームの一員として診療に加わる機会が増えたが、臨床現場で恣意的にヒヤリ・ハットに気づく教育は困難である。研究の最終目的は、医学生に対し組織的学習として普及可能な「コンピテンシーを備えた卒前・卒後のシームレスな医療安全教育の開発」である。具体的には、医学生や医師の教育・診療に携わる「看護学科」「医療安全管理部」「医療人育成支援センター」が連携して「学習プログラム」を開発・試行し、評価する。方法としては、(1)「医師版ヒヤリ・ハットの認識調査」(以下、質問紙)を作成、(2)同一対象者に卒前・卒後調査を実施、(3)(2)の解析後、実事例を用い模擬患者を活用した「シミュレーション教育」を開発、(4)(3)の評価後、コンピテンシーを備えた実践的能力を学ぶ卒前学習プログラムを試行する。(5)卒前学習プログラムを「臨床経験を積みながら学び直す」卒後教育と連動させることで既存の知識と繋がり、「why」(なぜ行うか)が考えられるシームレスな医行為学習モデルに発展させる。

  • 舌の色構成を活用した高齢者の栄養評価指標の開発

    基盤研究(C)

    研究期間:  2018年04月  -  2021年03月  代表者:  竹山ゆみ子

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    口腔ケア(口腔内清掃および口腔リハビリテーション)時に確認可能な「舌色」の、栄養状態評価指標としての有用性を検証することを目的とする。方法は、デジタルカメラで撮影した舌色の色構成と、既存の栄養状態評価指標である血液生化学検査値、身体計測値、口腔機能評価(舌圧・口唇閉鎖力)を客観的指標とし、高齢者の早期栄養状態改善の実現可能性について検証する。具体的には、(1)介護老人保健施設に入所中の高齢者(低栄養リスク群)と地域在住高齢者(栄養状態良好群)に対して、舌色の撮影と血液生化学検査、身体計測、口腔機能評価を実施し、両群を比較検討する。(2)舌色・口腔機能評価および身体計測・生化学検査値から栄養状態を評価する。(3)舌色変化カラーチャートによる栄養状態評価スケールを作成し、高齢者に対する非侵襲的な栄養状態評価システムを構築する。

  • 実践的看護臨床薬理学教育モデル(iRrug)に基づいた医療安全アプローチ

    基盤研究(C)

    研究期間:  2018年04月  -  2021年03月  代表者:  柳田俊彦

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    看護師に対する実践的臨床薬理学教育の新たなコンセプトである「intergrated Drug(iDrug)」の与薬エラー減少に対する有効性を明らかにし、広く普及可能なロールモデルを確立することにある。そのために、宮崎大学医学部附属病院において、看護学科・薬剤部・医療安全管理部・医療人育成支援センター看護教育部門が連携して、iDurugを実施し、その効果を以下の3項目で評価する。(1)インシデントレポートにおける与薬エラーの発生件数とリスク度に関してiDurgの実施前後で比較検討する。(2)看護師と患者へのアンケートにより有効性を評価する。(3)処方ミスの疑似モデル実験において、与薬を担当する看護師の処方ミスの発見率と発見に要する時間についてiDrug実施の有無により比較検討する。これらの評価を通して、iDrug活用ガイドラインを作成し、施設を超えた普及・実用化に向けた基盤を作る。

  • 高齢者の栄養評価指標としての舌の有用性の検討

    挑戦的萌芽研究

    研究期間:  2013年04月  -  2017年03月 

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    高齢者にとって栄養状態の改善はQOLと直結し、その人らしく最期を迎える上でも重要な課題である。デジタルカメラを使用した舌色と、舌圧データを客観的指標とし、高齢者の早期栄養状態改善の実現可能性について検証する。舌色変化カラーチャートによる栄養状態評価スケールを作成し、健康管理または介護度の重度化を未然防止する視点から「比較的元気」とみなされる高齢者施設の入所高齢者に対する栄養状態改善管理システムの構築を模索する。

  • スマートフォンを用いる臨床医療のナレッジマネジメント

    基盤研究(B)

    研究期間:  2012年04月  -  2015年03月 

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    本院で、電子カルテと連動する高機能個人情報端末(スマートフォン)を用いる医療者と協働しながら、学際的研究チームによるリサーチを行い、「いつでも、どこでも」医療情報を利用できるユビキタス環境で、多様な情報・知識を共有・活用しながら臨床医療サービス知識を創造する臨床医療のナレッジマネジメントの理論的モデルを構築する。また、ユビキタスICT環境でスマートフォンを用いる医療サービスの質と安全・安心を高める臨床医療のナレッジマネジメントの実践的ガイドラインを作成する。

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その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 医療機関における医療機器を安全に使用するための情報共有のあり方の研究

    提供機関:  厚生労働省  日本医療研究開発機構 医薬品等規制調和・評価研究事業

    研究期間: 2019年04月  -  2021年03月  代表者:  鮎澤純子

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     医療機器が関わる医療事故・ヒヤリハット再発事例の発生の原因が、医療機関における医療機器に関する情報の周知・共有体制及び伝達方法に問題があるという仮説に基づき実施する。なお、医療機器のみならず医療材料についても検討を要とする事例があることから、本研究では「医療機器等」を対象とする。具体的には、医療機器等に関する通知や医療事故・ヒヤリハット事例をもとに、再発事例の調査と類型化を行う。また、医療機関における医療機器等に関する情報の周知・共有体制及び伝達方法に関する現状調査を行い、問題点の整理・分析・評価を行う。なお現在進行中の「誤接続防止コネクタに係る国際規格の国内導入」については、特にその導入のプロセスと結果に注目して調査を行う。ICTの活用、認知心理やリスクコミュニケーション等の学際的な観点からも検討を行う。本研究はレギュラトリーサイエンスの一環として実施する。得られた成果は最終的に、医療機関における情報の周知・共有体制や伝達方法の改善に向けた提言や再発事例の低減に向けた施策の提言につなげる。具体的には、(1) 医療機器等に関する通知や医療事故・ヒヤリハット事例をもとに、再発事例の調査と類型化を行う。(2)医療機関における医療機器等に関する情報の周知・共有体制及び伝達方法に関する現状調査を行い、問題点の整理・分析・評価を行う。(3)現在進行中の「誤接続防止コネクタに係る国際規格の国内導入」については、特にその導入のプロセスと結果に注目して調査を行う。(4)ICTの活用、認知心理やリスクコミュニケーション等の学際的な観点からも検討を行う。(5)厚生労働省、関連機関、関連学会及び医療機器メーカー等との連携のもとに実施する。

  • 医療安全支援センターと医療機関内患者相談窓口の地域における連携と人材育成のための研究

    提供機関:  厚生労働省  厚生労働科学研究費補助金

    研究期間: 2018年04月  -  2020年03月  代表者:  嶋森好子

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     地域の医療安全支援センターと医療機関が連携して、安全な医療を地域住民に提供することは必定である。その連携を推進する要因を明確にするために、全国医療安全支援センター相談員への質問紙調査を実施し、質問紙の回答を量的に分析した。その結果、医療安全支援センターの相談員は、医療機関と連携推進するために、工夫を凝らして、医療機関に必要な情報を提供している。一方、医療機関では、相談センターからの情報を受け入れる窓口が決まっていないことからたらいまわしにされることがある。また、相談者の勝手な言い分に対する不満を相談員に訴えるなど、相談員の負担が大きくなっている。また、医療機関に提供した事例の結果報告も少なく、支援センター相談員の期待を裏切ることになっており、相談員が医療機関との連携や情報交換を推進できない要因となっている。1年目は、平成30年度から医療の質・安全学会が受託している医療安全支援センター総合支援事業事務局に登録されている、全国医療安全支援センター382施設及び、平成30年度に、新たに追加された名簿の提供を受けた施設を含めて、409の医療安全支援センター等を対象として、質問紙調査を実施した。配布枚数409、回収数274、回収率66.9%し、SPSSにより量的分析および、医療の質・安全学 会のネットワーク委員会及び研修委員会の委員 を務めている医師・看護師等の専門家である研究協力者が参加する検討会で検討した。その結果、医療安全支援センターと医療機関の連携を推進するには、センターが期待する医療機関の対応と医療機関が行っている具体的な対応にずれがあることが課題である。具体的には、医療機関がセンターの相談員から提供された情報について、その後の対応や事例の経緯などについて報告する体制を創る必要があることが明らかになった。また、医療安全支援センターの努力だけに任せていては、連携は推進できないと考えられた。医療安全支援センターの相談員は、対人サービスというストレスの多い業務である上、相談者や医療機関及び自分自身の業務に対する期待など多くの期待のずれにさらされることから、業務の特徴を知り、目的達成に必要な対人コミュニケーション技術について学ぶ必要があることが判明した。

  • 業務フロー図に基づく医療の質向上と安全確保を目指した多職種協働チームの構築と研修教材・プログラム開発に関する研究

    提供機関:  厚生労働省  厚生労働科学研究費補助金

    研究期間: 2014年04月  -  2016年03月 

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    医療の質向上と安全確保を目的に、業務フロー図作成講習会(座学・演習)等により、多職種が協働して業務フロー図を作成する過程で多職種協働チーム医療を実現できる仕組みを作る。業務フローの可視化・標準化・共有により、各職種の役割分担・責任権限と職種間の情報交換も可視化され、医師・看護師等の教育・研修ツールにも利用できる。また、各業務の医療安全上のピットフォールの明確化、インシデント・アクシデント事例解析に活用し、効果的な改善策の提案が可能になり、医療の質向上と安全確保に寄与できる。業務フロー図作成支援ツール、業務フロー図事例集・改善事例集は病院の医療の質向上と安全確保に貢献できる。また、医療安全管理体制に関する全国規模の調査を行い、全国における取組状況の把握を行い、具体的方策を提言する。

  • 医療事故、ヒヤリ・ハット情報の利活用による医療安全向上のための知識の獲得とそのシステム化・制度化

    提供機関:  厚生労働省  厚生労働科学研究費補助金

    研究期間: 2010年04月  -  2014年03月 

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    諸外国の事例検証、オントロジーなどの情報工学的手法を用いた事故情報の構造化・視覚化の開発、及び暗号による事故情報の匿名化技術によりプライバシー侵害防止を図り、事故情報の分類を行う。更に、匿名化技術のアセスメントと妥当性技術を選択し、情報の利活用に関する技術的・法的問題点に関する検証後、制度設計を行いシステム化する。

研究発表 【 表示 / 非表示

  • 患者誤認防止のための手順書作成と学会員への公開について~医療の質・安全学会の医療安全管理者ネットワーク会議の「手順で事故を防ぐ」取り組み~

    寺井美峰子、嶋森好子,亀森康子,荒井有美,甲斐由紀子,佐々木久美子,關良充,寺井美峰子,山内桂子,山元恵子

    第14回医療の質・安全学会学術集会  (京都国際会議場)  2019年11月  -  2019年11月    医療の質・安全学会

     概要を見る

    【課題】医療の質・安全学会のネットワーク委員会では、医療安全管理者等が集う医療安全管理者ネットワーク会議を年3回程度開催している。2015年に、多くの医療機関で患者誤認防止が課題となっていたため、どの医療機関でも応用できる患者誤認防止の手順書作成に取り組んできたので報告する。 【活動内容】患者を確実に確認し得る原則について検討し、最低2つの情報(患者フルネームと生年月日、ID番号等)を用いる手順とした。次に、患者に行う医療行為等の2つの情報が、患者自身と一致していることを確認することとし、「患者確認に関する方針・手順」が2016年に完成した。これを基に輸血実施、病理生検検体採取、手術、内服薬与薬の場面での手順作成を進めた。まず、各医療機関の手順書の現状について問題把握を行ったところ、「誰が」「何と何を」「いつ」「どのように」確認するのかがあいまいで、「現場に即していない手順」であることが多くの参加者からあげられた。これらを解決するよう具体的な明文化を進めた。患者誤認・取り違え防止の観点から、輸血では、投与直前の医療者2人での確認は患者のベッドサイドで行う手順とした。病理生検検体採取時は、検体容器への2つの患者情報を記載したラベル等の貼付を、検体を入れた容器が患者から離れる前に行う手順とした。内服薬与薬では、患者のベッドサイドに持参する内服薬の与薬ケース等に2つの患者情報をつけて、患者自身との照合確認を可能とする手順とした。職員に遵守される手順書とするため、職員に手順を周知する役割と責任についてと、遵守状況のモニタリング実施についてを手順に盛り込んだ。 【結果】2018年までに次の5つの手順書が完成した。「患者確認に関する方針・手順」、「輸血実施における患者と血液製剤の取り違え予防手順」、「病理生検における患者と検体の取り違え予防手順」、「手術における患者確認・部位・術式の確認手順」、「内服薬与薬における患者と内服薬の取り違え予防手順」である。 【考按】これらの手順書について、医療の質・安全学会の学会員への学会ホームページでの公開を2019年5月から開始した。多くの医療機関で導入・活用されることを期待し、導入した医療機関からの情報収集を進めたい。

  • Risk manager mindset of new chief nurses working at hospitals in Japan

    Kazuko Shimamoto, Yukiko Kai,Yuriko Ohkawa,Amy Hombu

    8th World Congress of Clinical Safety (8WCCS)  (Prague, Czech)  2019年10月  -  2019年10月    International Association of Risk Management in Medicine 8th World Congress of Clinical Safety

     概要を見る

    目的:リスクマネジャー(以下、RM)を務める新任看護師長4名に対し、就任当初と1年後に、質問紙をもとにインタビューしRMマインドを比較した。 方法:リスクマネジャー(以下、RM)を務める新任看護師長4名に対し、就任当初と1年後に、質問紙をもとにインタビューしRMマインドを比較した。 結果:質問紙全体は1年後で平均値が上昇し、「向上心を持って努力」「頼られる存在」の項目の得点が上昇した。1回目のインタビューは【問題解決能力の不足】【対策が定着しない】【ローカルルールがある】、2回目 は【RMは最後の砦】【目標を高く持つ】【EBMに基づいた情報把握が重要】【多職種との良好な関係性が大切】と回答した。 結論:新任看護師長は、「役割・能力に戸惑い、困難を感じる」段階から、重大インシデントに遭遇し、「予測不能な状況の苦悶と達成感」を経て、「頼られる存在になりたい」と成長していた。また、「RMは患者もスタッフも守るべき最後の砦」と語り、“安全が全て”とRMマインドが変化していた。インタビューは、新任看護師長が自己洞察に繋がった。

  • 新任看護師長の安全管理者としての成長-質問紙に基づいた半構造的インタビューを用いた専任リスクマネジャーとの比較からー

    嶋元和子,甲斐由紀子

    第23回日本看護管理学会学術集会  (新潟コンベンションセンターホテル日航新潟 朱鷺メッセ)  2019年08月  -  2019年08月    日本看護管理学会学術集会

     概要を見る

    【目的】 リスクマネジャー(以下、RM)を務める新任看護師長4名を対象に、就任当初(1回目)と1年後(2回目)に、甲斐らの「専任RMの業務を遂行する能力についての自己評価」(以下、質問紙)をもとに半構造的インタビューを実施し、RMマインドの成長を専任RMと比較した。 【方法】 質問紙(3因子33項目、4件法)の回答後、インタビューを行った。質問紙は個別集計、インタビューは、RMとして何を大切にし、どのような思いで医療安全に取り組んでいるかについてカテゴリー分類した。倫理委員会承認(C-0017)を得た。 【結果】 質問紙の個人得点はばらつきが見られたが、全体の因子毎の平均値は2回目が上昇し、項目は「向上心を持って努力している」「頼られる存在である」の得点が上昇した。 1回目のインタビューは【問題解決能力が不足】【インシデント対策が定着しない】【部署特有のローカルルール】、2回目は【RMは部署の最後の砦】【目標を高く持つことの大切さ】【EBMに基づいた情報の把握が重要】【多職種との良好な関係性が大切】のカテゴリーが抽出された。 新任看護師長は、第1期「RM役割・能力に戸惑い、困難を感じる」、第2期「予測不能な状況下の苦悶と小さな達成感」、第3期「RMとして頼られる存在になりたい」とRMマインドが変化していた。 【考察】 山内らは、「専任RMの成長は、Ⅰ:戸惑い、混乱を感じる、Ⅱ:私がやらねば、と奮闘、Ⅲ:現場とのギャップに直面、Ⅳ:現場が主役!と任せる の4ステップであった」と述べている。 本研究の第1期は、専任RMと同様であった。専任RMは唯一無二の存在で組織全体の安全を護るという役割意識が高く、Ⅱ段階は「私がやらねば、と奮闘」に移行していた。一方、新任看護師長は、重大インシデントに遭遇し右往左往し挫折を味わいながら立場・役割を理解し、第2期「予測不能な状況下の苦悶と小さな達成感」に進んでいた。新任看護師長の第2期は専従RMには存在せず、本研究で見出された独自の段階であった。しかし、1年後は、専任RMのⅡ段階と同様に、“RMは患者もスタッフも守るべき最後の砦” “安全が全て”とRMマインドが変化し、周囲と協働して業務達成する重要性を学び成長していた。 質問紙を用いたインタビューは、新任看護師長が自己洞察を深めるきっかけになった。 本研究は、新任看護師長のRM教育・支援に有効と考えられた。

  • 医療安全教育を促進するもの、拒むもの どうする、これからの医療安全教育?見直そうカリキュラム「医療安全教育の実際 成果と課題」

    甲斐由紀子  [招待有り]

    日本看護学教育学会第29回学術集会  (京都国際会議場)  2019年08月  -  2019年08月    日本看護学教育学会

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    企画者らは、看護基礎教育と臨床のリンケージによる医療安全教育の深化を目指し、「看護における医療安全教育ネットワーク」の構築を模索している。 『安全なケア環境を提供する能力』は、看護学士課程教育で求められるコアコンピテンシーの1つと位置付けられており、看護学生には、ケア対象者に安全なケアを提供するための科学的根拠に基づくケア実践力を習得することとともに、将来、多職種と連携しながら、組織的に医療安全管理を遂行していくための基本的な能力を身につけることが期待されている。 臨床では、「WHO患者安全カリキュラムガイド他職種版2011」が医療安全教育のモデルとして共通理解されてきているが、看護基礎教育においては十分なコンセンサスには至っていない。本企画者らが2018年に看護系大学を対象に実施した『看護基礎教育における安全教育の実態調査』では、医療安全管理に関する教育を単独科目で教授している大学が2割強、基礎看護学や看護管理学等の複数の科目に組み込んで教授している大学が3割、混合型が4割強という結果であった。このことから各大学教育において、医療安全教育のカリキュラム上の位置づけが多様であることが判明した。さらに、科目担当教員の半数が、医療安全管理に関する教育・研修を受けておらず、教育を受けたいと考えているなど、医療安全教育の課題が浮き彫りになった。 そこで、基礎教育と現任教育に携わる者が集い、看護学生の『安全なケア環境を提供する能力』を育成するために、医療安全教育を推進するもの、阻むものを明らかにし、効果的な医療安全教育の在り方について共に考え、標準化への方向性を模索する場としていく。

  • 新任安全管理者の職務と医療安全意識の変化-新任看護師長に対する質問紙調査と半構成的インタビューによる比較調査から-

    嶋元和子,甲斐由紀子

    日本医療マネジメント学会第12回宮崎県支部学術集会  (都城市ウエルネス交流プラザ)  2019年02月  -  2019年02月    日本医療マネジメント学会

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    【目的】部署の安全管理を担う新任看護師長に対し、着任後と8ヶ月後に質問紙調査とインタビューを行い、医療安全意識を比較した。 【方法】 新任看護師長4名に対し、2017年6月と2018年3月に、(1)甲斐らの「専任リスクマネジャーの職務態度測定尺度」(第Ⅰ因子:問題解決への積極性、第Ⅱ因子:対処方略の柔軟性、第Ⅲ因子:明確な達成動機の33項目、4件法「そう思う」~「全く思わない」、4~1点)の質問紙調査(以下、自己評価)を行い、因子毎の平均値を求めた。(2) ①自己評価により感じたこと、②部署の医療安全活動、③活動上、大切にしていることや工夫、④成長した、スキルアップしたと感じたことについてインタビューした。倫理委員会承認を得た。 【結果】1.自己評価は、第Ⅰ~Ⅲ因子の各平均値が全体で1回目(2.66、2.85、2.80)、2回目(2.79、2.85、3.03)であった。また、第Ⅲ因子の「向上心を持って努力している」「新しいものもすぐに取り入れる」「頼られる存在である」「相手が誰であれ必要な指導・助言を行う」の項目は、平均値が上昇した。4名中2名は2回目の第Ⅱ因子「対処方略の柔軟性」の平均値が下降した。 2.インタビューでは、1回目は全員が「安全管理役割が理解できた」「インシデント後の対応が困難」、2回目 は「能力不足を実感」「頼られる存在になりたい」「問題点や改善項目、誰と何から着手すべきか解った」「自身の傾向や不足している能力が分った」と答えた。 【考按】新任看護師長は、経験と振り返りを経て医療安全意識を培っていた。また、安全管理者として重要な明確な達成動機の自己評価が上昇し、能力や適性に悩みながら問題解決していた。調査の結果、新任安全管理者には、現場の要として医療者の自律を支え協働しながら目標を高く持ち、あきらめない態度で根気強く活動する力が必要だと示唆された。今後、自身の歩みを振り返り自己の成長を評価する手段、教育として活用していきたい。

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  • 医療安全管理