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所属 |
農学部 農学部門海洋生命科学領域 |
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助教 |
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関連SDGs |
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論文 【 表示 ／ 非表示 】
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Araki Kaho, Nishiki Issei, Yoshida Terutoyo
魚病研究 59 ( 4 ) 119 - 126 2024年12月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌） 出版者・発行元：日本魚病学会
<i>Lactococcus garvieae</i> serotype III, a newly emerging pathogen that causes lactococcal infection, has been detected in fish farms since 2021. This pathogen has caused severe damage to the striped jack <i>Pseudocaranx dentex</i> and greater amberjack <i>Seriola dumerili</i>. This study collected strains from various fish species on farms between 2021 and 2023 and conducted an epidemiological and characterization study of <i>L. garvieae</i> serotype III using biochemical characterization tests, agglutinating titers against diagnostic antisera, biased sinusoidal field gel electrophoresis (BSFGE), and drug susceptibility tests. Capsule-like structures were found on the cell surfaces of <i>L. garvieae</i> serotype III strains, and strains showed similar characteristics except for the reaction of acidification ribose in biochemical characterization test using the API 20 STREP system. All strains were agglutinated with antiserum raised against <i>L. garvieae</i> serotype III and lower or non-agglutinated with antiserum raised against <i>L. garvieae</i> serotype I. BSFGE analysis identified three types of electrophoretic pattern: A, B, and C. BSFGE types A and B spread to fish farms in 2021, while type C found in 2022. All strains analyzed in this study were thought to be resistant to lincomycin but not to erythromycin.
DOI： 10.3147/jsfp.59.119
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日本の海産魚類養殖で発生している<i>Lactococcus</i>感染症原因細菌の判別法の開発
荒木 香帆, 毛利 文香, 南 隆之, 西木 一生, 吉田 照豊
魚病研究 59 ( 2 ) 63 - 70 2024年6月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌） 出版者・発行元：日本魚病学会
日本の海産魚類養殖における<i>Lactococcus</i>感染症の原因細菌は血清型および遺伝学的解析により<i>Lactococcus garvieae</i> Ⅰ型，<i>L. formosensis</i> (従来の<i>L. garvieae</i> Ⅱ型) および<i>L. garvieae</i> Ⅲ型に分類される。各型の判別法として用いられる抗血清によるスライド凝集試験では，複数の抗血清に凝集を示す株の型判別が困難であり，従来のPCRでは，Ⅰ型レンサ球菌とⅢ型レンサ球菌を判別できなかった。本研究では，各型に特異的な遺伝子配列からプライマーを設計し，マルチプレックスPCRによる判別法の開発を試みた。マルチプレックスPCRを実施した結果，各型から予想サイズの増副産物が確認され，海産魚類以外を由来とする<i>Lactococcus</i>属細菌からは増副産物は得られなかった。本マルチプレックスPCRは，日本で発生しているレンサ球菌の各型の判別法として有効であることが示された。
DOI： 10.3147/jsfp.59.63
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ブリおよびシマアジに対する<i>Lactococcus garvieae</i>血清型Ⅲ型の病原性
岩尾 豊, 南 隆之, 吉田 照豊, 西木 一生
魚病研究 59 ( 1 ) 33 - 35 2024年3月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌） 出版者・発行元：日本魚病学会
<i>L. garvieae</i>血清型Ⅲ型（以下「LGⅢ型」という）のカンパチに対する病原性は明らかになったが，ブリおよびシマアジに対する病原性は明らかにされていない。このため，LGⅢ型カンパチおよびブリ由来株を用いて，ブリまたはシマアジに対する病原性を評価した。また，ブリについては菌株の由来および給餌条件を変えて検討した。その結果，シマアジに対するLD<sub>50</sub> は 2.2×10<sup>3</sup> CFU/fish未満であった。ブリに対するLD<sub>50</sub> は，カンパチ由来株を用いて攻撃後絶食条件下で飼育した場合では 2.1×10<sup>7</sup> CFU/fish以上であり，ブリ由来株を用いて攻撃後5日間飽食給餌で飼育した場合では 2.3×10<sup>6.3</sup> CFU/fishであった。LGⅢ型はシマアジに対し強い病原性を示した。また絶食条件下での病原性評価試験ではブリに対するLD<sub>50</sub> が高かったことから，投薬前の絶食処理が治療効果を上げる可能性が示された。
DOI： 10.3147/jsfp.59.33
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日本の海産養殖魚で発生した新血清型<i>Lactococcus garvieae</i>感染症 査読あり
南 隆之, 吉田 照豊, 西木 一生
魚病研究 58 ( 4 ) 146 - 152 2023年12月
担当区分：責任著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌） 出版者・発行元：日本魚病学会
<i>Lactococcus garvieae</i>Ⅰ型およびⅡ型を含む市販の混合ワクチンを投与した宮崎県の養殖カンパチで，2021年8月から<i>L. garvieae</i>感染症に類似した症状を呈する疾病が確認されるようになった。分離された菌株は，<i>L. garvieae</i>診断用抗Ⅰ型およびⅡ型血清に対して非凝集性を示し，多遺伝子座配列解析（MLSA）において<i>L. garvieae</i>Ⅰ型に近く，Ⅱ型とは遺伝学的相違性が認められた。同菌株を用いたカンパチに対する腹腔内接種による感染試験では，半数致死濃度は 1.6×10<sup>3</sup> CFU/FISH未満であった。また，Ⅰ型およびⅡ型の混合ワクチンを接種したカンパチにおいて，今回分離した菌株に対する感染防御効果は認められなかった。一方，今回分離した菌株のホルマリン不活化ワクチンは，同菌株の感染に対して高い防御効果が確認された。以上の結果から，今回分離された従来のⅠ型およびⅡ型診断用抗血清に凝集せず，Ⅰ型およびⅡ型ワクチンの効果がない菌株を<i>L. garvieae</i>Ⅲ型と呼称することを提案する。
DOI： 10.3147/jsfp.58.146
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Muhammad Akmal, Kaho Araki, Issei Nishiki, Terutoyo Yoshida
PHAGE 4 ( 4 ) 151 - 158 2023年12月
講演・口頭発表等 【 表示 ／ 非表示 】
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魚類養殖場におけるerm(B)保有エリスロマイシン(EM)耐性腸球菌の検出と魚類のレンサ球菌への耐性伝達
荒木香帆・岩尾 豊・南 隆之・西木一生・吉田照豊
令和7年度 日本魚病学会春季大会
開催年月日： 2025年3月17日 - 2025年3月18日
記述言語：日本語 会議種別：口頭発表（一般）
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Lactococcus garvieae 血清型III型(III型レンサ球菌)のerm(B)を保有するエリスロマイシン(EM)耐性株の出現
荒木香帆・糸田拓馬・西木一生・吉田照豊
令和7年度 日本魚病学会春季大会
開催年月日： 2025年3月17日 - 2025年3月18日
会議種別：ポスター発表
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Lactococcus garvieae III型の遺伝学的解析
西木一生・北村 大・吉田照豊
令和5年度日本魚病学会春季大会
開催年月日： 2023年3月14日 - 2023年3月15日
会議種別：ポスター発表
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海産養殖魚におけるαレンサ球菌症原因細菌の同定方法の開発
毛利文香・西木一生・吉田照豊
令和4年度日本水産学会九州支部大会
開催年月日： 2023年1月7日
記述言語：日本語 会議種別：口頭発表（一般）
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海面養殖魚から分離した血清型不明の Lactococcus garvieae に関する研究 I
俵 佑誠・南 隆之・西木一生・吉田照豊
令和4年度日本魚病学会春季大会
開催年月日： 2022年3月5日 - 2022年3月6日
会議種別：口頭発表（一般）
科研費（文科省・学振・厚労省）獲得実績 【 表示 ／ 非表示 】
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新型Lactococcus garvieae感染症の疫学調査およびワクチン開発に関する研究
研究課題/領域番号：23K05396 2023年04月 - 2026年03月
独立行政法人日本学術振興会 科学研究費基金 基盤研究(C)
担当区分：研究代表者
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ノカルジアの魚類マクロファージ内における生存戦略に関する研究
研究課題/領域番号：18K05805 2018年 - 2023年
独立行政法人日本学術振興会 科学研究費基金 基盤研究(C)
担当区分：研究分担者