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農学部 畜産草地科学科 |
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論文 【 表示 / 非表示 】
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異なる生育段階の飼料用トウモロコシへの水溶性殺虫剤散布度模擬調査
石垣 元気, 井戸田 幸子, 石井 康之
日本草地学会誌 67 ( 4 ) 183 - 188 2022年4月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本草地学会
飼料用トウモロコシの異なる生育段階において,ブームスプレーヤ,電動噴霧器,ドローンを用いて,水散布または農薬散布し,感水紙の被覆面積率を画像処理ソフトにより算出することで散布度を模擬調査した。その結果,ブームスプレーヤによる散布では生育段階1-2および2-3葉期では,散布量100 L/10 a,200 L/10 aのいずれにおいても散布個体の上位葉・中位葉の散布度は60%以上であった。特に1-2葉期・散布量200 L/10 aでは散布度が98%以上であった。生育段階5-6葉期以降・散布量100 L/10 aでは散布度が50%未満と低下した。ブームスプレーヤでは,生育段階9-10葉期の上位葉・中位葉の散布度は下位葉よりも低い値であった一方で,電動噴霧器では,上位葉・中位葉の散布度が下位葉よりも高い値であった。糊熟期におけるドローンによる散布では散布量100 L/10 aの場合,葉身に対する散布度は,上位葉および中位葉の基部および中央部では60%を超えた。以上の結果は,飼料用トウモロコシのツマジロクサヨトウ防除における農薬散布方法選択のための基礎的知見として活用できる。今後,散布度と防除効果との関係を明らかにする必要がある。
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Growth and Yield Potentials of Pearl Millet (Pennisetum typhoides) under Different Sowing Dates in Southern Kyushu, Japan 査読あり
Bokun Li, Yasuyuki Ishii, Sachiko Idota, Yingkui Yang and Mitsuhiro Niimi
Wulfenia Journal 27 ( 1 ) 67 - 80 2020年3月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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Yield and quality of forages in a triple cropping system in southern Kyushu, Japan 査読あり
Li B., Ishii Y., Idota S., Tobisa M., Niimi M., Yang Y., Nishimura K.
Agronomy 9 ( 6 ) 2019年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:Agronomy
© 2019 by the authors. Licensee MDPI, Basel, Switzerland. A triple cropping system, combining spring maize, pearl millet, and twice-cut blast disease resistant Italian ryegrass, was examined for the 2016–2017 and 2017–2018 growing seasons to achieve quality herbage production in Miyazaki, southern Kyushu, Japan. The growth of the three crops reached to harvest, even though typhoon and heavy rainfall occurred. Annual dry matter (DM) yield of the triple crops was 4098 g m−2 and 4349 g m−2 in the first and second cropping seasons, respectively. The observed total digestible nutrients (TDN) were higher in spring maize (up to 68.2% and 76.8%), pearl millet (up to 60.0% and 67.9%), and Italian ryegrass (up to 71.6% and 68.6%), during the first and second season, respectively, leading to an annual TDN yield of 2357 g m−2 and 2938 g m−2. The results suggest that the present established triple cropping system is feasible for obtaining high yields with more digestible nutrients in the forages.
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Feasibility of napiergrass (Pennisetum purpureum) as a pellet material for bioenergy feedstuff in southern Kyushu, Japan 査読あり
Yasuyuki Ishii, Chiaki Ooki, Yusuke Iki, Sachiko Idota, Mitsuhiro Niimi, Yuuichiro Miyachi, Shunsuke Okayama, Aya Nishiwaki
Proceedings of the 7th Japan-China-Korea Grassland Conference 2018年7月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)
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Feasibility of early sowing of spring maize (Zea mays) in triple forage cropping in southern Kyushu, Japan 査読あり
Li Bo Kun, Yasuyuki Ishii, Sachiko Idota, Manabu Tobisa, Mitsuhito Niimi, Akira Arakawa, Tomoyuki Takai, Norio Arima, Keiko Nishimura
Proceedings of the 7th Japan-China-Korea Grassland Conference 2018年7月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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草地科学実験・調査法 (共著)
平田昌彦(全体編集)( 担当: 共著 , 範囲: 3.2 栄養成長および器官別動態)
全国農村教育協会 2004年3月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
MISC 【 表示 / 非表示 】
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飼料用トウモロコシに対するツマジロ クサヨトウ防除の取り組みについて 招待あり
石井 康之・井戸田 幸子・石垣 元気
牧草と園芸 69 ( 3 ) 10 - 14 2021年5月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
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生産コスト低減に向けての新規自給飼料生産の開発
石井康之,岩村康司,小畑 寿,立山松男,須崎哲也,有馬典男,黒木 寿,井戸田幸子
日本草地学会誌 61 ( 1 ) 27 - 30 2015年4月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本草地学会
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口蹄疫家畜埋却地における環境修復能力の高い飼料作物利用の可能性
西脇亜也,石井康之,井戸田幸子,横田雅人
日本草地学会誌 58 ( 4 ) 266 - 268 2013年1月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本草地学会
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口蹄疫防疫措置の終了した発生農場に留置された家畜排泄物の状態
井戸田幸子, 飛佐 学, 上村涼子, 堀井洋一郎, 末吉益雄, 石井康之, 西脇亜也, 山本直之
日本草地学会誌 58 ( 4 ) 277 - 279 2013年1月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本草地学会
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中国のフィールド調査から学んだ多くのこと
井戸田 幸子
日本草地学会誌 57 ( 2 ) 108 - 111 2012年4月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本草地学会
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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アシベンゾラルS-メチルの施用時期がクリーピングベントグラスに及ぼす影響
井戸田 幸子・飛佐 学・奥野 健太郎
日本芝草学会2024年度 山梨大会 2024年6月16日
開催年月日: 2024年6月14日 - 2024年6月16日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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アシベンゾラル-S-メチルの施用がクリーピングベントグラスに及ぼす影響
井戸田 幸子・ 白石 愛・ 飛佐 学・奥野 健太郎
日本芝草学会2023年度春季大会 2023年6月11日
開催年月日: 2023年6月8日 - 2023年6月11日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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飼料用トウモロコシの剪葉処理が葉面展開および植物体の成長に及ぼす影響
石井康之, LiBokun, 新美光弘, 井戸田幸子
日本草地学会 (静岡大学) 日本草地学会
開催年月日: 2020年3月24日 - 2020年3月26日
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:静岡大学
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南九州地域における数種暖地型マメ科牧草の生産性ならびにネコブセンチュウ被害
飛佐学,鵜木実花子,武井恒介,井戸田幸子
日本草地学会 (静岡大学) 日本草地学会
開催年月日: 2020年3月24日 - 2020年3月26日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:静岡大学
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窒素施肥がテフグラスの乾物重および硝酸態窒素含量に及ぼす影響
井戸田幸子, 石垣元気, 李国梅, NitthaisongPattama, 本田直樹, 飛佐学, 石井康之
日本草地学会 (静岡大学) 日本草地学会
開催年月日: 2020年3月 - 2020年3月26日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:静岡大学
科研費(文科省・学振・厚労省)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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ネピアグラス栽培による口蹄疫家畜埋却地および耕作放棄地の飼料・資源作物生産
研究課題/領域番号:16K07577 2016年04月 - 2019年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
担当区分:研究分担者
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ネピアグラス栽培による重金属汚染、口蹄疫家畜埋却、耕作放棄土壌の修復・飼料生産
研究課題/領域番号:25450025 2013年04月 - 2016年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
担当区分:研究分担者
ネピアグラスを用いた環境修復および飼料生産に関する研究。
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チベット-トランスヒマラヤ高山草原における生態系保全型放牧システムに関する研究
研究課題/領域番号:23255015 2011年04月 - 2014年03月
科学研究費補助金 基盤研究(A)
担当区分:研究分担者
ヒマラヤ山脈周域には広大な高山草原が広がり,数千年にわたり草食動物の放牧・遊牧がなされてきた。地球温暖化の影響により氷河の縮小,高山草原の乾燥化,砂漠化が進行し,過放牧などによって植生の荒廃がすすみ,動植物種多様性と家畜生産性の低下・喪失が危惧されている。
本研究プロジェクトは,ヒマラヤ山脈北東のチベット高原と南西のインドのジャンム・カシミール州での少数民族による放牧方式の違いが,生態系物質循環と動植物種多様性に及ぼす影響を明らかにすることを目的としている。このプロジェクトの一部として本研究においては中国青海省高山野草地より土壌を採取し,成分分析を行い,物質循環を明らかにする。
その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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飼料生産におけるツマジロクサヨトウ対策
2019年10月 - 2021年03月
日本中央競馬会 日本中央競馬会畜産振興事業
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
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宮崎県に特徴的な再生可能資源を活用した資源循環型アグリシステムの構築
2017年04月 - 2018年03月
文部科学省 戦略重点経費
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
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「新規牧草Teff の栽培特性の解明」
2014年07月 - 2015年02月
文部科学省 特色ある大学教育支援プログラム
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
宮崎県におけるTeffの施肥や乾燥に対する栽培特性を評価し,本県の水田後作などにおける新たな飼料作物としての可能性を検討した。Teff品種「Tiffany」は乾燥条件に強く,施肥量による生長量の差異は生じにくいことが明らかとなった。このため水田後作を含め,本県の少雨年であっても盛夏以降に播種可能で,多量の施肥の不要な飼料作物として利用できる可能性が示された。
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口蹄疫家畜埋却地の植生管理としてのネピアグラス(Pennisetum purpureum Schumach)栽培の適応性
2011年04月 - 2013年03月
民間財団等 財団法人伊藤記念財団
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
2010年に宮崎県で発生した口蹄疫により,本県では約28万8千頭余(牛約6万8千頭,豚約22万頭)の偶蹄類の家畜が殺処分された(宮崎県口蹄疫対策検証委員会 2011)。口蹄疫は,偶蹄類の伝染病の中でも感染力が強く,家畜伝染病予防法に基づく殺処分・埋却処理と埋却地の3年間発掘禁止の措置が採られ,本県の埋却地は約100 haに及んでいる。そこでは作物生産ができず,不整地であるため機械作業による雑草防除も困難である(西脇・一木 2011)。さらに埋却された家畜の土壌中での腐敗あるいは土壌微生物等による分解に伴い,大量の無機塩類が生じ,周辺環境に流亡することによる土壌汚染も懸念されている(西脇・一木 2011)。宮崎県立高鍋農業高等学校は口蹄疫被害の最も激しかった児湯郡に位置し,飼養していた乳牛32頭,肉用牛22頭,豚281頭の家畜が埋却処理され,埋却地の植生管理が問題となっている。
そこで本研究は,不整地で機械による管理が困難な埋却地で,不耕起による植生管理に適する飼料作物種として,南九州の低標高地では多年生(石井ら 2000)であり,乾物生産性の高いネピアグラスの普通品種(Mukhtarら 2003)と粗飼料としての利用性に優れ(Ishiiら 2005),植生管理も容易と考えられる矮性品種の矮性ネピアグラス(Ishiiら 2005)について,一般的青刈作物のトウモロコシとソルガム(Idotaら 2012)を比較草種に,その適応性を造成後の2年間にわたって検討することを目的とする。
受託研究受入実績 【 表示 / 非表示 】
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省力的・永続的な粗飼料生産体系の確立
2016年06月 - 2019年03月
一般受託研究
担当区分:研究分担者 受託研究区分:一般受託研究
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グローバル化に対応したTMR センターを核とする地域畜産経営体の確立
2016年04月 - 2018年03月
一般受託研究
担当区分:研究分担者 受託研究区分:一般受託研究
共同研究実施実績 【 表示 / 非表示 】
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グリストラップの改良・応用及び廃棄物再利用に関する研究開発
2021年08月 - 2023年03月
株式会社ASPiA 国内共同研究
山田 健太郎、上村 涼子、井戸田 幸子
担当区分:研究分担者 共同研究区分:国内共同研究
研究・技術シーズ 【 表示 / 非表示 】
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テフグラス(Eragrostis tef)の収量性および飼料品質に関する研究
メッセージ:草地の生産性向上や持続的な利用のための様々な管理方法に関する研究に取り組んでいます。