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数学教育における生徒の価値観形成に及ぼす教師の影響に関する研究(3) ―単元「関数y=ax2」における宮崎県教師Aの生徒の振り返りシートと質問紙調査の記述分析― 査読あり
木根 主税・添田 佳伸・渡邊 耕二
全国数学教育学会誌 数学教育学研究 29 ( 1 ) 85 - 99 2023年9月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国数学教育学会
The purpose of this paper is to summarize the findings of previous studies on mathematics teachers' values alignment strategies and to develop a framework for future analysis of the strategies. As a result, I proposed a 3×3 matrix for the classification of mathematics teachers' values alignment strategies, in which the treatment of teachers' and students' valuing is positioned as two dimensions. In addition, the position of the strategies proposed so far in the matrix and the possibility of deriving new strategies were also discussed.
As for the future tasks, first of all, the values alignment strategies of Japanese mathematics teachers should be clarified. Next, the relationship between teachers’ values alignment strategies and students' valuing formation is one of the issues to be addressed. The content of the valuing in the values alignment should also be examined. In the future, we would like to examine whether it is possible to acquire new valuing by leaving it only to teachers and students concerned, and what is the necessity of external intervention. -
数学教育における生徒の価値観形成に及ぼす教師の影響に 関する研究(3) ―単元「関数 <i>y</i> = <i>ax</i><sup>2</sup>」 における宮崎県教師Aの生徒の振り返りシートと質問紙調査の記述分析―
木根 主税, 添田 佳伸, 渡邊 耕二
数学教育学研究 : 全国数学教育学会誌 29 ( 1 ) 85 - 99 2023年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国数学教育学会
This study is conducted to identify the characteristics of the processes of student valuing development and the influences of teacher valuing in mathematics education in Japan as a part of International Comparative Study “The Third Wave”. Thus, the purpose of this paper is to clarify the characteristics on the the development of students’ valuing by analyzing the descriptions on the reflection sheets and the questionnaire “<i>What I Find Important (in mathematics learning) too (WIFItoo)</i>” in the lesson practice of the unit “Function <i>y</i>=<i>ax</i><sup>2</sup>” implemented by mathematics teacher “A” for her students in Miyazaki Prefecture. As a result, we were able to derive the following “Instantial Valuing” that are formed instantaneously by learning in each lesson: the sub-dimension <i>Process</i> concerning the mathematical learning process, the subdimension <i>Application</i> in problem-solving situations, and the sub-dimension <i>Facts/Truths</i> concerning the relationship between the mathematical world and the real world. In addition, we were able to derive the subdimension <i>Comfort</i> related to environmental factors in learning mathematics and the sub-dimension <i>Exposition</i> related to independence in learning mathematics as “Relatively Stable Valuing” that are formed through mathematics learning experienced over a long period of time. It was also confirmed that the former tended to be expressed in the descriptions on the reflection sheets, and the latter in the descriptions in the questionnaire. As for the influence of the teacher on the formation of students’ valuing, we found that the teacher’s comments in mathematics lesson had a strong influence on the formation of “Instantial Valuing” such as <i>Process</i>, <i>Application</i>, and <i>Facts/Truths</i>, while the teacher’s comments had little influence on the formation of “Relatively Stable Valuing” such as <i>Comfort</i> and <i>Exposition</i>. On the other hand, the possibility that the teacher’s comments have little influence on the formation of “Relatively Stable Valuing” such as <i>Comfort</i> and <i>Exposition</i> was derived through comparison between the descriptions on the reflection sheets and the lesson records.
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数学的活動を自ら遂行する児童・生徒の育成にむけた学習指導に関する研究(2)-児童が設定した「単元を貫く問い」に基づく授業実践の分析-
木根 主税, 添田 佳伸, 村田 彰子, Nagatomo Syotaro, 前田 貴宏, 藤井 良宣, 平山 浩之, 山口 尚哉, 黒木 秀一, 松田 奈緒子, 橋田 浩幸, 谷口 朝哉, 矢野 雄大
宮崎大学教育学部附属教育協働開発センター研究紀要 31 43 - 56 2023年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:宮崎大学教育学部附属教育協働開発センター
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数学教育における生徒の価値観形成に及ぼす教師の影響に関する研究(2) ―数学教師の価値観アラインメント方略に関する考察― 査読あり
木根 主税
数学教育学研究 : 全国数学教育学会誌 28 ( 1 ) 1 - 10 2022年9月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国数学教育学会
The purpose of this paper is to summarize the findings of previous studies on mathematics teachers' values alignment strategies and to develop a framework for future analysis of the strategies. As a result, I proposed a 3×3 matrix for the classification of mathematics teachers' values alignment strategies, in which the treatment of teachers' and students' valuing is positioned as two dimensions. In addition, the position of the strategies proposed so far in the matrix and the possibility of deriving new strategies were also discussed.
As for the future tasks, first of all, the values alignment strategies of Japanese mathematics teachers should be clarified. Next, the relationship between teachers’ values alignment strategies and students' valuing formation is one of the issues to be addressed. The content of the valuing in the values alignment should also be examined. In the future, we would like to examine whether it is possible to acquire new valuing by leaving it only to teachers and students concerned, and what is the necessity of external intervention. -
数学的活動を自ら遂行する児童・生徒の育成にむけた 学習指導に関する研究 ― 数学的活動を生徒自ら遂行するためのICT 活用法の開発 ―
木根主税,添田佳伸,平山浩之,黒木秀一,永倉洋子,橋田浩幸,谷口朝哉,藤井良宜,山口尚哉,東迫健一,中別府靖,村田彰子,長友章太朗
宮崎大学教育学部附属教育協働開発センター研究紀要 30 23 - 37 2022年3月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要) 出版者・発行元:宮崎大学教育学部附属教育協働開発センター
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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グローカルな社会・時代における算数数学教育
馬場卓也 (編著), 内⽥豊海 (編著), 中和渚 (編著), 福⽥博⼈ (編著), 服部裕一郎 (編著)( 担当: 分担執筆 , 範囲: 第8章 グローカルという視点から見た数学教育でのICT活用と教師の葛藤-宮崎県の中学校数学教師を事例として-)
学術研究出版 2022年12月 ( ISBN:4910733655 )
総ページ数:198 担当ページ:115-130頁 記述言語:日本語 著書種別:学術書
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新・教職課程演習 第13巻 初等算数科教育
蒔苗 直道(編著),松浦 武人(編著)( 担当: 分担執筆 , 範囲: 第8章 算数科の教師の職能成長:Q62 算数科の教師としての職能について説明しなさい;Q63 算数科の教師としての職能成長について説明しなさい)
協同出版株式会社 2021年3月
総ページ数:201 担当ページ:189-195頁 記述言語:日本語 著書種別:学術書
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新訂 算数科教育の研究と実践
九州算数教育研究会( 担当: 分担執筆 , 範囲: 第2章「算数科学習指導の基礎」,第2節「認知と理解」)
日本教育研究センター 2019年4月
総ページ数:160 担当ページ:25-30 記述言語:日本語 著書種別:学術書
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これだけは知っておきたい 小学校教師のための算数と数学15講
木根 主税,伊藤 伸也( 担当: 共著 , 範囲: 第5講 偶数と奇数 )
ミネルヴァ書房 2019年1月
総ページ数:208 担当ページ:49-63 記述言語:日本語 著書種別:学術書
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Tall David Orme, 礒田 正美, 岸本 忠之, 添田 佳伸, 木根 主税, 渡邊 耕二, 小原 豊, 真野 祐輔, 北島 茂樹, 馬場 卓也, 布川 和彦, 溝口 達也, 植野 義明, 新木 伸次, 中和 渚, 白石 和夫, 佐伯 昭彦
共立出版 2016年
記述言語:日本語
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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数学教育における生徒の価値観形成に及ぼす教師の影響に関する研究(7)―宮崎県教師AとCの生徒の記述に基づく価値観形成過程の個別分析―
木根 主税,添田 佳伸,渡邊 耕二
全国数学教育学会 第59回研究発表会 (福岡教育大学) 2023年12月17日 全国数学教育学会
開催年月日: 2023年12月16日 - 2023年12月17日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:福岡教育大学
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数学教育における生徒の価値観形成に及ぼす教師の影響に関する研究(6)―宮崎県教師Aの生徒個人に焦点をあてた価値観形成の分析―
木根 主税,添田 佳伸,渡邊 耕二
全国数学教育学会 第58回研究発表会 (早稲田大学) 2023年6月25日 全国数学教育学会
開催年月日: 2023年6月24日 - 2023年6月25日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:早稲田大学
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数学教育における生徒の価値観形成に及ぼす教師の影響に関する研究(5)―単元「円の性質」における宮崎県教師Aの生徒の振り返りシートと質問紙調査の記述分析―
木根 主税,添田 佳伸,渡邊 耕二
全国数学教育学会 第57回研究発表会 (早稲田大学) 2022年12月11日 全国数学教育学会
開催年月日: 2022年12月10日 - 2022年12月11日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:早稲田大学
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数学教育における生徒の価値観形成に及ぼす教師の影響に関する研究(4)―単元「関数y=ax2」における宮崎県教師Aの生徒の振り返りシートと質問紙調査の記述分析―
木根 主税,添田 佳伸,渡邊 耕二
全国数学教育学会 第56回研究発表会 (兵庫教育大学(オンライン開催)) 2022年6月26日 全国数学教育学会
開催年月日: 2022年6月25日 - 2022年6月26日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:兵庫教育大学(オンライン開催)
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数学教育における生徒の価値観形成に及ぼす教師の影響に関する研究(3)―単元「関数y=ax2」における生徒の振り返りシートの記述分析―
木根 主税,添田 佳伸,渡邊 耕二
全国数学教育学会 第55回研究発表会 (鳴門教育大学(オンライン開催)) 2021年12月12日 全国数学教育学会
開催年月日: 2021年12月11日 - 2021年12月12日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:鳴門教育大学(オンライン開催)
科研費(文科省・学振・厚労省)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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開発途上国における基本的な計算能力の育成に向けた包括的な数学教育開発研究
研究課題/領域番号:20H01689 2020年04月 - 2024年03月
独立行政法人日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)
渡邊 耕二、中和渚,高阪将人,石井洋,須藤絢,木根主税,新井美津江
担当区分:研究分担者
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数学教育における生徒の価値観形成に対する教師の影響についての研究
研究課題/領域番号:19H01737 2019年04月 - 2024年03月
独立行政法人日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)
木根主税、馬場卓也(広島大学),二宮裕之(埼玉大学),佐藤学(秋田大学),島田功(日本体育大学),添田佳伸(宮崎大学),渡邊耕二(宮崎国際大学),中和渚(関東学院大学),石井洋(北海道教育大学)
担当区分:研究代表者
数学学習に関する日本の生徒の課題として,長年,認知的側面と情意的側面の乖離が指摘されてきたが,いまだ十分に克服されていない。近年の数学教育研究では,この2つの側面を架橋するものとして,数学学習に対する価値観が注目されている。
本研究は,日本の数学教育において生徒の価値観の形成に及ぼす教師の影響を明らかにすることを目的とし,認知的側面と情意的側面の乖離解消にむけた示唆を得ることを目指す。
そのために,質問紙調査による生徒と教師の価値観の関係の分析,数学授業における生徒の価値観形成に及ぼす教師の影響についての事例研究,国際比較を通して生徒の価値観の形成過程に及ぼす日本の数学教師の影響の解明に取り組む。 -
教職大学院における数学教師を目指す学部新卒院生の省察に関する研究
研究課題/領域番号:26381277 2014年04月 - 2017年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
担当区分:研究代表者
本研究では、数学教師を目指す学部新卒学生の教職大学院における専門的力量形成、特にこれからの教師像として期待される「学び続ける教師」として不可欠な、自身の教育実践を省察する能力の実態に焦点を当てる。そして彼らの省察が大きく変容する機会となる教育実習に注目し、そこでの授業実践に対する省察の実態やその変容過程を明らかにすることを目的とする。そこから教職大学院、さらには学部教育における数学教師を目指す学生の省察の質的向上に向けた教育活動への示唆を得ることを目指す。
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理数科教育における教師の実践共同体とアイデンティティ形成に関する国際調査
研究課題/領域番号:24402048 2012年04月 - 2015年03月
科学研究費補助金 基盤研究(B)
担当区分:研究分担者
開発途上国の理数科教育開発において、従来先進国からカリキュラムや教員研修のモデルが持ち込まれることが多かった。この外部性が、当該国でのカリキュラム開発や教員研修改善に必要な専門的知識の蓄積や専門家集団の形成にとって大きな阻害要因となっていた。そこで本研究では、近年米国、オーストラリアなどの先進国に加え、研究対象とする開発途上国でも取り入れられている教員教育としての授業研究(Stigler & Hiebert, 1999; Takahashi, 2000; Lewis, 2002)とそこで形成共有される専門的知識とアイデンティティに注目してフィールド調査を行い、開発途上国の理数科教育開発における専門家集団(実践共同体)形成の初期的段階を記述する方法を提案する。具体的には、(1)教育教員教育(養成教育及び現職教育)の制度を明らかにすること、(2)(1)を踏まえて、各国で選定された地域におけるフィールド調査を通して、個々の教員の職能成長と専門家集団(実践共同体)の形成過程を明らかにすること、(3)専門的知識、アイデンティティ形成の観点より、個と集団の関係性について考察することの三点である。
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アジア・アフリカ諸国の理数科教育協力に関する総合的研究
研究課題/領域番号:23240106 2011年11月 - 2016年03月
科学研究費補助金 基盤研究(A)
本研究代表者は、過去30 年間にわたり広島大学を代表して、文部科学省や国際協力機構等を通して開発途上国の国際理数科教育協力を組織構築して企画・実施してきた。本研究では、今日までに実施したフィリピン、ケニア、バングラデシュ等のプロジェクトについて、開発した教員研修プログラムや組織運営に関して、研究組織を形成して研究者や大学院生を当該国に派遣して現地調査を包括的に行い、他の類似プロジェクトとの歴史的・国別比較によってそれぞれの効果と問題点を検討し、過去の国際理数科協力の研究を総合的に集大成してその研究手法を発展させる。本研究によって、緊縮財政の中で効果的な国際協力手法が開発され、国際的に第一線で活躍できる後継者が育成・組織化される。