講演・口頭発表等 - 七島 篤志
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中尾 大伸, 河野 文彰, 田代 耕盛, 武野 慎祐, 池田 拓人, 中村 都英, 峯 一彦, 七島 篤志
日本腹部救急医学会雑誌 2020年11月30日 日本腹部救急医学会
開催年月日: 2020年11月30日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
症例は17歳女性。保存的加療で軽快した2度の腸閉塞の既往があり,今回も同様の症状が出現したため,当院を受診した。CT検査で左傍十二指腸ヘルニアと診断されたが,症状は消失し,腸管血流障害を示唆する所見も認められなかったため,入院7日目に待機的腹腔鏡下手術による空腸の還納と吸収性有棘縫合糸を用いたヘルニア門の直接閉鎖を施行した。術後2日目より経口摂取開始としたが,術後7日目より腹痛と嘔吐が出現した。画像検査で,ヘルニア門閉鎖部である空腸起始部周囲に限局性腸管浮腫を認め,手術操作に起因した腸管通過障害と診断し,ステロイド投与を開始した。治療への反応は良好ですみやかな改善を認め,以降症状再燃なく退院となった。左傍十二指腸ヘルニアに対する腹腔鏡下修復術は比較的簡便で積極的に考慮されるべき術式と考えられた。また,術後に発症した炎症性浮腫に伴う腸管通過障害に対する治療においては,ステロイド治療が著効した。
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特集 肝癌治療の最前線 3.術後合併症(特に胆汁漏)の予防と治療
濱田 剛臣, 西田 卓弘, 矢野 公一, 今村 直哉, 旭吉 雅秀, 七島 篤志
外科 2020年11月1日 南江堂
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手術症例報告 総合外科学講座の利点を最大限に活用した局所進行食道癌および下咽頭癌の重複癌に対する拡大サルベージ手術
武野 慎祐, 七島 篤志, 前田 亮, 石井 廣人, 古川 貢之, 中村 都英
手術 2020年9月15日 金原出版
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症例報告 直腸憩室炎による膀胱瘻に対する腹腔鏡下根治術の1例
濱田 朗子, 池田 拓人, 西田 卓弘, 河野 文彰, 武野 慎祐, 七島 篤志
日本内視鏡外科学会雑誌 2020年5月15日 株式会社医学書院
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症例報告 再修復術として腹腔鏡下手術が有用であった右上腰ヘルニアの1例
甲斐 健吾, 佐野 浩一郎, 落合 貴裕, 内山 周一郎, 末田 秀人, 七島 篤志
日本内視鏡外科学会雑誌 2020年1月15日 株式会社医学書院
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急性虫垂炎を契機に発見された石灰化を伴う14歳男児の結腸印環細胞癌の1例
長友 謙三, 池田 拓人, 甲斐 健吾, 甲斐 真弘, 田中 俊一, 七島 篤志
日本臨床外科学会雑誌 2020年 日本臨床外科学会
開催年月日: 2020年
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
症例は14歳,男児.右下腹部痛を主訴に紹介受診した.来院時39.8℃,血液検査で高度の炎症反応上昇を認めた.造影CTで虫垂腫大と腹水を認め,S状結腸に石灰化を伴う壁肥厚を認めた.虫垂炎穿孔による汎発性腹膜炎を疑い緊急手術を行った.開腹所見で腹腔内広範に播種性結節を認め,S状結腸は固く触知し悪性腫瘍と思われた.虫垂は腫大していたが穿孔所見は認めなかった.腫瘍は骨盤壁へ浸潤しており切除不能と判断し,虫垂切除術と横行結腸人工肛門造設術を施行した.播種結節の病理組織診断は粘液癌で,印環細胞を伴っていた.術後化学療法をFOLFOX+bevacizumabを14クール,FOLFIRI+bevacizumabを3クール施行したが,術後350日目に癌死した.小児の大腸癌は非常に稀であり,本邦では1983年以降,本症例を含め29例の報告をみるのみである.小児といえども悪性疾患を念頭に置く必要と思われた.
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交通事故による外傷性腹膜炎と鑑別を要した家族性地中海熱の1例
北村 英嗣, 旭吉 雅秀, 中尾 大伸, 市成 秀樹, 峯 一彦, 七島 篤志
日本臨床外科学会雑誌 2020年 日本臨床外科学会
開催年月日: 2020年
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
症例は41歳,女性.自動車運転中に自損事故を起こし,胸腹部を打撲し当院へ救急搬送された.来院時,激しい腹痛の訴えがあり,腹部は板状硬を呈していた.外傷性腹膜炎が強く疑われたため緊急でCTを施行したが,腹腔内の臓器損傷を疑う所見は認めなかった.試験開腹術も考慮したが,病歴を詳しく聴取すると家族性地中海熱(familial Mediterranean fever:FMF)の既往があった.同疾患による腹痛と判断し,入院下で保存的に経過をみたところ,腹痛は速やかに軽快した.FMFは周期性の発熱・漿膜炎(胸・腹膜炎)を主徴とする疾患で,ストレスなどにより発作性に発症するとされる.今回,交通事故というストレスで発症したと考えられるFMF症例に対して,適確な診断をすることで試験開腹術を回避することができた.
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直腸間膜内リンパ節転移を来した神経内分泌分化型前立腺癌と同時性直腸癌重複の1例
市原 明子, 池田 拓人, 長友 謙三, 七島 篤志, 寺田 直樹, 中村 恵理子
日本消化器外科学会雑誌 2020年10月1日 一般社団法人 日本消化器外科学会
開催年月日: 2020年
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
症例は75歳の男性で,排尿障害,前立腺特異抗原(prostate specific antigen;以下,PSAと略記)高値にて針生検を施行したところ前立腺癌と診断され,精査中に下部直腸(Rb)前壁に1/3周性Type 2病変を認めた.骨盤MRIで前立腺癌は肛門管直上で直腸壁に接しており,直腸癌とも近接していた.直腸間膜リンパ節(mesorectal lymph node;以下,MLNと略記),側方および鼠径部に多数のリンパ節腫大,および複数の骨転移を認めた.前立腺癌(Stage D)に対しホルモン療法を1サイクル施行後,PSA値の低下,側方リンパ節の縮小を確認し,腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術を施行した.直腸癌はtub1,pT2,pN0,pStage Iで,MLN転移は神経内分泌分化を伴う前立腺癌の転移であった.前立腺癌のMLN転移の報告はごくまれであるが,本症例のように浸潤傾向の強い前立腺癌において,直腸間膜内へのリンパ行性転移を来しうることを念頭に置くべきと思われた.
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肝切除術にOKル開胸回復アプローチの臨床的意義
濵田剛臣, 七島篤志, 矢野公一, 今村直哉, 旭吉雅秀
第81回日本臨床外科学会総会
開催年月日: 2019年11月14日 - 2019年11月16日
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
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ERCPによる十二指腸損傷の検討
旭吉雅秀, 七島篤志, 和田敬, 濵田剛臣, 矢野公一, 今村直哉
第55回日本胆道学会学術集会
開催年月日: 2019年10月3日 - 2019年10月4日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
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肝内胆管癌術後1年6ヶ月後に発症した異時性十二指腸乳頭部癌の1切除例
和田敬, 今村直哉, 濵田剛臣, 矢野公一, 旭吉雅秀, 七島篤志, 久保田良政, 坂哲臣, 河上洋
第55回日本胆道学会学術集会
開催年月日: 2019年10月3日 - 2019年10月4日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
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内視鏡プラスチックステント留置後の経鼻胆道ドレナージチューブのステント内留置の臨床成績
河上洋, 久保田良政, 坂哲臣, 濵田剛臣, 矢野公一, 今村直哉, 旭吉雅秀, 七島篤志
第55回日本胆道学会学術集会
開催年月日: 2019年10月3日 - 2019年10月4日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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胆管癌に対するTalaporfin Sodiumを用いた光線力学療法の前向き臨床試験2治験例
甲斐健吾, 七島篤志, 旭吉雅秀, 今村直哉, 濵田剛臣, 西田卓弘, 河上洋, 坂哲臣,久保田良政, 中島孝治, 矢野公一 和田敬, 武野慎祐, 甲斐真弘
第29回日本光線力学学会学術講演会
開催年月日: 2019年9月19日 - 2019年9月20日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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当科における再発肝細胞癌に対する腹腔鏡下再肝切除術の治療成績
濵田剛臣, 七島篤志, 今村直哉, 旭吉雅秀, 七島篤志
第29回九州内視鏡下外科手術研究会
開催年月日: 2019年9月14日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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知られていない消化器外科の歴史:右肝切除を中心としたパイオニアの偉業
七島篤志
第74回日本消化器外科学会総会
開催年月日: 2019年7月17日 - 2019年7月19日
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
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Minimal requirements for Board-certified HBP surgeons-Hilar cholangiocarcinoma surgery
Nanashima, A
第31回日本肝胆膵外科学会・学術集会
開催年月日: 2019年6月13日 - 2019年6月15日
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
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簡易発育型巨大血管筋脂肪腫の1例
岩﨑あや香, 日髙秀樹, 丸塚浩助, 中村豪, 大内田次郎, 上田祐滋
第56回九州外科学会
開催年月日: 2019年5月17日 - 2019年5月18日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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系統的肝切除を巡る諸問題-術式の選択と長期予後の観点から
日髙匡章, 江口晋. 奥田康司, 別府透, 調憲, 近藤千博, 高見裕子, 太田正之, 白石祐之, 上野真一, 七島篤志, , 北原賢二, 藤岡ひかる
第119回日本外科学会定期学術集会
開催年月日: 2019年4月18日 - 2019年4月20日
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
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当科で経験した難治性胆汁漏の2症例
濵田剛臣, 矢野公一, 和田敬, 榊原優香, 今村直哉, 旭吉雅秀, 七島篤志
第40回九州肝臓外科研究会・学術集会
開催年月日: 2019年1月26日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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上腸間膜動脈塞栓症術後に発症した虚血性小腸炎に対し,小腸造影検査と術中内視鏡検査が有用だった1例
池ノ上 実, 田代 耕盛, 河野 文彰, 武野 慎祐, 中村 都英, 七島 篤志
日本腹部救急医学会雑誌 日本腹部救急医学会
開催年月日: 2019年
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
上腸間膜動脈 (superior mesenteric artery:以下,SMA)塞栓症に対する手術時の腸管のviabilityの評価は,従来色調やtonus,辺縁動脈の拍動,蠕動運動などによって評価されてきたが壊死範囲の正確な評価に決定的な所見を示すものはない。そのため,比較的viabilityが保たれている腸管に対しても予防的に腸管切除が施行され,結果として大量腸切除に至る症例が少なくない。また,虚血性小腸炎は,SMA塞栓症の後に発症することはまれだが,腸管の完全壊死には陥らないために診断が遅れることが多く,切除範囲の判断に迷うことが多い。小腸内視鏡や小腸造影は腸管を粘膜面から評価する方法として有用である。今回われわれは,腸管虚血が粘膜層から生じることに着目し,SMA塞栓症術後に生じた虚血性小腸炎に対する診断と切除範囲の決定に内視鏡と造影所見が有用だった1例を経験したので報告する。