講演・口頭発表等 - 坂本 信介
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小規模農園用小型遠隔操作耕運ロボットの研究開発
田島 祐介, 米倉 裕貴, Francois van Eeden, 長友 敏, 坂本 信介, 渡部 大介, 李 根浩, 勝野 真吾
ロボティクス・メカトロニクス 講演会2016 (横浜市) 一般社団法人 日本機械学会
開催年月日: 2016年6月8日 - 2016年6月11日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:横浜市
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Sex-specific variation in the response to environmental cues regulating seasonal reproduction 国際会議
Shinsuke H. Sakamoto
第7回東アジア生態学連合大会 (Inter-Burgo Daegu) 東アジア生態学連合
開催年月日: 2016年4月19日 - 2016年4月22日
記述言語:英語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
開催地:Inter-Burgo Daegu
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ヨーロッパモリネズミにおける高脂血症に関連する表現型の探索
泉 陽介 , 加藤悟郎, 坂本信介 ,篠原明男, 越本知大
第33回九州実験動物研究会 第35回日本実験動物技術者協会九州支部会 合同大会 (九州大学医学部同窓会館) 九州実験動物研究会・日本実験動物技術者協会九州支部会
開催年月日: 2015年11月7日 - 2015年11月8日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:九州大学医学部同窓会館
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膣インピーダンス法を用いた野生齧歯類の繁殖状況評価に向けたマウス における基礎研究
吉末賢広, 加藤悟郎, 正木美佳, 坂本信介, 七條宏樹, 紺野克彦, 加藤雅彦, 篠原明男, 越本知大
第33回九州実験動物研究会 第35回日本実験動物技術者協会九州支部会 合同大会 (九州大学医学部同窓会館) 九州実験動物研究会・日本実験動物技術者協会九州支部会
開催年月日: 2015年11月7日 - 2015年11月8日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:九州大学医学部同窓会館
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食性の異なる小型哺乳類の消化管内微生物叢の分子生態学的比較解析
井上 比加里, 酒井 悠輔, 坂本 信介, 森田 哲夫, 越本 知大, 篠原 明男
霊長類研究 Supplement 日本霊長類学会
開催年月日: 2013年
記述言語:日本語
乳類の消化管内に共生する微生物叢は宿主における食物の栄養利用に大きく寄与している.このことについて近年では,16S rRNA遺伝子を指標とした解析が盛んに行われており,哺乳類の消化管内微生物叢の多様性は一般的に草食,雑食,肉食の順に高いことが示されてきた.しかし研究対象は大型哺乳類が殆どで,野生の小型哺乳類の消化管内微生物叢については不明な点が多い.そこで本研究では小型哺乳類で雑食性のアカネズミ(<i>Apodemus speciosus</i>)および昆虫食性のコウベモグラ(<i>Mogera wogura</i>)の消化管内微生物叢を明らかにし,その一端を解明す,ることを目的とした.宮崎県で捕獲したアカネズミの盲腸およびコウベモグラの腸管後半部分の内容物から微生物叢の 16S rRNAライブラリーを構築し,それぞれ 210および 206クローンの塩基配列を解析した.その結果,アカネズミでは Firmicutes門(62%)が最も優勢で,続いて Bacteroidetes門が多く観察され(30%),これまでに報告された哺乳類の消化管内微生物叢と同じような構成を示した.その一方でコウベモグラでは,Proteobacteria門(36%)と Actinobacteria門(34%)が同じような割合で検出されたが,これまでに報告された一般的な哺乳類の消化管内微生物叢とは大きく異なっていた.また得られた微生物叢の多様性の度合いを,シャノン指数(H')を用いて評価し,これまでに報告された哺乳類の値と比較したところ,アカネズミ (H'=4.41)は雑食性哺乳類の中でも微生物叢の多様性が比較的高く,コウベモグラ(H'=4.67)の微生物叢は大型肉食動物と比較すると極めて高い多様性を示す事が分かった.以上の結果から,野生由来の小型哺乳類の消化管内には多様な微生物叢が生息していることが示唆された.
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ヨーロッパモリネズミにおける卵子および2細胞期胚の水と耐凍剤の透過性
八木 千尋, 北山 みずほ, 坂本 信介, 篠原 明男, 枝重 圭祐, 越本 知大
日本繁殖生物学会 講演要旨集 日本繁殖生物学会
開催年月日: 2013年
記述言語:日本語
<b>【目的】</b>宮崎大学フロンティア科学実験総合センターではマウス(<i>Mus</i>属)やラット(<i>Rattus</i>属)とは異なる分類群である<i>Apodemus</i>属の1種,ヨーロッパモリネズミ(<i>Apodemus sylvaticus</i>)を飼育維持している。本種は高脂血症を自然発症し,さらには高コレステロール飼料給与によりアテローム性動脈硬化が誘導される個体や,Ⅱ型糖尿病様の病態を呈する個体が存在することから新たな病態モデル動物候補として特性評価研究を進めている。本研究では自然交配により維持している本種のコロニーを効率的に管理するために必要な,卵子および胚の凍結保存法開発に向けた知見の集積を目的として,卵子および2細胞期胚の水と耐凍剤の膜透過性を評価することによって凍結保存の可能性を検討した。<b>【材料・方法】</b>排卵誘起処理後M-II期卵子と,雄との自然交配を経て得た2細胞期胚を回収し,15℃および25℃でスクロースおよび5種類の耐凍剤(グリセロール,DMSO,エチレングリコール,プロピレングリコール,アセトアミド)添加PB1液に曝露し,経時的な相対体積変化から水透過性(μm/min/atm:Lp)および耐凍剤透過性(×10<sup>–3</sup>cm/min:Ps)を算出した。<b>【結果・考察】</b>25℃での卵子および2細胞期胚のLpは,15℃の値よりも2倍以上高かった。 また卵子および2細胞期胚のPsは,グリセロールで0.01~0.05と非常に低く,その他の耐凍剤で0.23~2.26を示し,また15℃よりも25℃で高い値を示した。このことから水と耐凍剤は温度依存的に膜を透過していると考えられた。これらの結果は,マウスで報告されている値と非常に近似しているため,本種における卵子および2細胞期胚の凍結保存法はマウスと同様の手法が適用できる可能性がある。今後はさらに発生の進んだ胚のLpおよびPsを測定するとともに,これらの凍結保存を試みたい。