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所属 |
医学部 附属病院 整形外科 |
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助教 |
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論文 【 表示 / 非表示 】
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感染・骨欠損を伴った脛骨遠位骨折に対するTrabecular Metalを用いたSalvage手術の治療経験 査読あり
田中 涼太, 中村 嘉宏, 坂本 武郎, 舩元 太郎, 大田 智美, 山口 洋一朗, 今里 浩之, 藤田 貢司, 帖佐 直紀, 帖佐 悦男, 亀井 直輔
整形外科と災害外科 74 ( 4 ) 856 - 859 2025年9月
担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会
【はじめに】脛骨遠位部の骨折は一般に治療に難渋する部位であるが,さらに感染を伴った場合には腐骨切除が必要となり,骨軟部組織の再建がより困難となる.骨接合術後に感染を来した脛骨遠位部骨折に対して,Trabecular Metal™(Zimmer社)および自家骨移植を用いた再建術を施行し,良好な経過を辿った3症例を経験した.【症例】脛骨遠位部骨折2例,pilon骨折1例.軟部組織のデブリドマンおよび腐骨の切除を行った後に,Trabecular Metalおよび自家骨移植を用いた再建,逆行性髄内釘による足関節固定を施行した.皮膚軟部組織については広背筋遊離皮弁を施行した.【考察】脛骨遠位部骨折後の感染に対しては,感染巣のデブリドマンを行ったうえで,従来の骨移植に加えてTrabecular Metalによる骨欠損の補填,逆行性髄内釘による強固な固定性の獲得,良好な軟部組織の被覆が重要である.
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悪性腫瘍と鑑別を要した原発性結核膿瘍の1例 査読あり
鮫島 勇汰, 大田 智美, 田島 卓也, 山口 奈美, 長澤 誠, 森田 雄大, 横江 琢示, 土屋 慧祐, 帖佐 悦男, 亀井 直輔
整形外科と災害外科 74 ( 4 ) 827 - 830 2025年9月
担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会
【はじめに】転移性結核膿瘍の報告は散見されるが,原発病変のない結核膿瘍は稀である.悪性腫瘍と鑑別を要した原発性結核膿瘍の1例を経験したので報告する.【症例】73歳男性.誘因なく背部腫瘤を自覚し,MRIで背部皮下に8×7 cm大で中心部T2 high,T1 low,辺縁部T2 high,lowが混在し,一部胸腔内に浸潤した腫瘤を認めた.PETCTでも腫瘤に高度集積あり,悪性軟部腫瘍を疑った.切開生検術の際,多量の排膿あり,培養で<i>M. tuberculosis</i>が同定され,結核膿瘍の診断となった.INH,RFP,EB,PZAの内服を12か月継続し,現在再発は認めていない.【考察】原発巣のない結核膿瘍は非常に稀であり,炎症で見られる疼痛・発赤・熱感に乏しいことが多く,画像上も悪性腫瘍を疑ったため,排膿を確認するまで結核膿瘍を疑えなかった症例である.結核膿瘍の診断について,文献的考察を加え報告する.
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ハムストリング近位部損傷における当科での2例の手術経験 査読あり
土屋 慧祐, 森田 雄大, 田島 卓也, 山口 奈美, 大田 智美, 長澤 誠, 横江 琢示, 帖佐 悦男, 亀井 直輔
整形外科と災害外科 74 ( 3 ) 634 - 636 2025年9月
担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会
【はじめに】ハムストリングの肉ばなれはスポーツ外傷において比較的頻繁に経験するが,手術に至るケースは稀である.今回,ハムストリング腱近位部損傷において手術加療を要した2例を経験したので報告する.【症例1】22歳男性,実業団柔道選手.練習中に強制開脚位となり受傷.MRIにて大腿二頭筋腱,半腱様筋腱の坐骨結節からの断裂(JISS分類:3型3度)と診断し手術を施行した.術後6か月で競技復帰し経過良好であった.【症例2】17歳男性,走高跳選手.跳躍時に踏み込んだ際に左臀部痛自覚.MRIにて大腿二頭筋腱損傷(JISS分類:2型3度)と診断し手術施行した.術後3か月で競技復帰し経過良好であった.【考察】スポーツ選手においてハムストリング腱の3型3度損傷は絶対的手術適応であるが,2型損傷においても手術加療を選択する場合がある.今回,2型,3型損傷に対して手術加療を行い,再損傷なく元のレベルに競技復帰可能であり良好な成績を得た.
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SBi Silicone<sup>Ⓡ</sup>インプラントによる人工中手指節間関節置換術後 査読あり
前田 翔吾, 大田 智美, 中武 潤, 荒川 英樹
日本ハンドセラピィ学会誌 17 ( 1 ) 41 - 47 2025年3月
担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本ハンドセラピィ学会
今回,SBi Silicone<sup>Ⓡ</sup>インプラントの人工中手指節間(MP)関節置換術後,通常プロトコルではなく,術後2週から尺側偏位防止スプリントのみを使用し経過をみた症例を担当した.70代の右利きの女性で,関節リウマチ由来の右手変形の外観の矯正と右手指機能改善を希望され,右示指から小指の人工MP関節置換術が施行された.通常プロトコル通りの介入を予定していたが,アウトリガー付き動的スプリントは装着ストレスが強く,術後12日目から日中・夜間の尺側偏位防止スプリントのみを使用した.術指MP関節の屈曲角度を段階的に増やし,インプラント折損に留意した.術後3か月で,右示指から小指の尺側偏位角度は5°程,MP関節自動屈曲角度は60°程,伸展角度は-20°程で,Hand20はスコア4.5点,HAQ-DIは0.5となった.経過途中から尺側偏位防止スプリントのみの使用に変更しても,屈曲角度の調整を行うことで,術指の尺側偏位防止及びインプラントの折損を防止できる可能性がある.
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Direct repair of the chronic ochronotic Achilles tendon rupture: a case report. 査読あり
Yokoe T, Nagasawa M, Tajima T, Yamaguchi N, Ota T, Morita Y, Chosa E
BMC musculoskeletal disorders 25 ( 1 ) 843 2024年10月
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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遠井上腕二頭筋腱断裂の2例
大野鉄平、大田智美、長澤誠、帖佐悦男
第36回日本肘関節学会学術集会 2024年3月1日
開催年月日: 2024年3月1日 - 2024年3月2日
会議種別:口頭発表(一般)
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徒手前方引き出しテストとストレス超音波検査による足関節回旋不安定性の関係
横江琢示、田島卓也、山口奈美、大田智美、長澤誠、森田雄大、帖佐悦男
第35回九州・山口スポーツ医・科学研究会 2023年12月9日
開催年月日: 2023年12月9日
会議種別:口頭発表(一般)
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大腿骨膝蓋面に生じた骨軟骨病変に対して自家骨軟骨柱と吸収ピンが骨接合に必要であった1例
肥後聖、横江琢示、田島卓也、山口奈美、大田智美、長澤誠、森田雄大、帖佐悦男
第35回九州・山口スポーツ医・科学研究会 2023年12月9日
開催年月日: 2023年12月9日
会議種別:口頭発表(一般)
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リファピシン使用によりステロイド作用が減弱し治療に難渋した手関節非定型抗酸菌症の1例
松永美穂、大田智美、田島卓也、山口奈美、長澤誠、森田雄大、横江様示、帖佐悦男
第146回西日本整形・災害外科学会学術集会 2023年11月3日
開催年月日: 2023年11月3日 - 2023年11月4日
会議種別:口頭発表(一般)
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野球検診の結果から見た、肩関節可動域と投球障害の関連
長澤誠、大田智美、泉俊彦、川越秀一、帖佐悦男
第50回日本肩関節学会学術集会 2023年10月14日
開催年月日: 2023年10月13日 - 2023年10月14日
会議種別:ポスター発表