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所属 |
医学部 医学科 感覚運動医学講座耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野 |
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職名 |
助教 |
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関連SDGs |
論文 【 表示 / 非表示 】
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外側甲状腺原基由来の異所性甲状腺乳頭癌が疑われる側頸部嚢胞性腫瘤の 1 例 査読あり
猿渡 英美, 奥田 匠, 井手 慎介, 古賀 浩之, 髙橋 邦行
耳鼻と臨床 69 ( 3 ) 238 - 242 2023年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:耳鼻と臨床会
異所性甲状腺は甲状腺組織が甲状腺の固有位置以外に存在する発生学的異常で、頸部正中に生じることが多い。今回外側甲状腺原基に由来して側頸部に生じた迷入性異所性甲状腺癌が疑われた症例を経験したので報告する。症例は 60 歳代、男性。半年前から右頸部腫瘤を自覚し、徐々に増大した。当科初診時、右頸部に約 6 cm 大の嚢胞性腫瘤を認めた。穿刺吸引細胞診で原発不明の腺癌の転移を疑って摘出術を施行したところ、甲状腺乳頭癌と診断された。本腫瘤は嚢胞性であったがリンパ節転移としては巨大であるにもかかわらず単一で、リンパ節構造もみられず起源が不明と考えられたが、術後再発高リスク例で放射性ヨウ素内用療法の適応と判断し、甲状腺全摘および D1 郭清術を施行した。術後病理検査所見では両葉に計 4 カ所乳頭癌を認め、リンパ節転移は認めなかった。術後は放射性ヨウ素内用療法を行い、現在外来で経過観察を行っている。
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当初悪性腫瘍も疑われた振子様扁桃部分(扁桃ポリープ)にのみ炎症を生じた 1 例 査読あり
野尻 尚, 奥田 匠, 津曲 省吾, 猿渡 英美, 井手 慎介, 東野 哲也
耳鼻と臨床 69 ( 2 ) 124 - 128 2023年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:耳鼻と臨床会
症例は 10 歳代の女子で、数年前から嚥下時の違和感があり、起床時の突然の嚥下困難と喀血のため近医耳鼻咽喉科を受診した。右口蓋扁桃下極付近に基部を有する 3 cm 程の暗赤色の腫瘤により咽頭腔は狭窄し、出血を伴う中咽頭血管腫の疑いで翌日当科を紹介された。当科初診時には腫瘤は発赤腫脹し白苔の付着を認め、炎症を伴っていると考えられたが、血液検査では軽度の炎症反応を認めるのみで、凝固機能も正常であった。翌日の造影 MRI では腫瘤上縁と口蓋扁桃の下極の一部に境界が不明瞭な領域を認め、ADC 値は低値であり、悪性リンパ腫や固形悪性腫瘍も鑑別として考えられた。初診から 1 週間後には腫瘤の発赤腫脹は軽減し、連続する右口蓋扁桃と同様の外観となり、生検でも炎症を伴う扁桃組織の診断であった。再燃を警戒し、初診から 3 週間後に口蓋扁桃摘出術を施行した。病理組織学的検査で腫瘤部分は扁桃の過形成性組織で、悪性所見は認めなかった。
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奥田 匠, 猿渡 英美, 久冨木 冠, 何 尚樹, 井手 慎介, 東野 哲也
耳鼻と臨床 68 ( 4 ) 299 - 307 2022年7月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:耳鼻と臨床会
頭頸部の希少癌(耳下腺唾液腺導管癌)症例で、がん遺伝子パネル検査を経験した。当初アンドロゲン受容体の過剰発現がみられ、CAB 療法により著効が得られたがその後 PD となり、増悪病変の組織を本検査に提出した。腫瘍細胞の遺伝子異常に基づく推奨薬剤が免疫チェックポイント阻害剤と決定され投与したが、irAE により継続が困難で、不幸な転帰となった。本検査に基づく治療の実施率は現状では 1 割程度と低く、保険診療内での実施にも限界があることを認識した。検査の活用・普及にあたっては、治療開始早期の承認、薬剤の適応疾患の拡大または混合診療が実施可能な体制整備が望まれる。また、増悪病変の組織ではアンドロゲン受容体の陰性化がみられ、難治性の要因と考えられる腫瘍内不均一性も念頭に治療戦略を検討する必要がある。