論文 - 菅 裕
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音楽科教育実習における実践的力量形成に関する研究 査読あり
菅裕
日本教科教育学会誌 25 ( 3 ) 27 - 35 2002年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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菅 裕
宮崎大学教育文化学部附属教育実践研究指導センター研究紀要 9 125 - 138 2002年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:宮崎大学
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音楽科教育実習における実践的力量形成に関する研究--授業観察記述と実習録の分析を通して
菅 裕
日本教科教育学会誌 25 ( 3 ) 27 - 36 2002年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教科教育学会
平成12年10月2日から10月20日までの3週間,宮崎大学附属中学校で行われた教育実習IIの期間中,教育実習生の実施した音楽の授業をビデオに撮影した。このビデオについて,「生徒の意欲や関心を高める工夫がなされているか」など17項目の観点から100点満点で評価した。評価を行っだのは,附属小学校教員2名・附属中学校教員1名・大学教員2名である。各教育実習生の前後2回の授業に対する5名の各観点に対する評点のうち,総合的評価を除<16項目の評点について因子分析を行った。その結果,16項目の評点は「授業管理因子」と「親和性因子」の2因子によって適切に要約できることが明らかとなった。7名の教育実習生を,因子得点の前後差によって「管理一親和性群」「親和性群」「低成長群」の3群に分類した。実習生および指導教員の観察シート記述を,1件ごとに<事実・印象><評価><示唆><代案><説明>の5つのカテゴリーに分類した。この5つのカテゴリーに基づいて,実習生各群の記述件数を比較した結果,親和性群と低成長群は,<評価>に関する記述が有意に多<,<示唆>的記述が少ないことが明らかとなった。また,管理一親和性群の実習生は,他の群と比較して<説明>の記述が有意に多かった。
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音楽科教育実習における実践的力量形成のための実習生の授業観察・分析能力の育成
菅 裕, 竹井 成美, 渡辺 直美, 黒岩 尚子, 杉山 智子
宮崎大学教育文化学部紀要. 教育科学 5 11 - 26 2001年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:宮崎大学
教育実習生の実施した授業をビデオに撮影 し、 5名の研究者が16項目の観点について評価を行った。 16項目の評点について因子分析を行った結果、 16項目の評点は2因子 (「授業管理因子」 「親和性因子」) によって適切に要約できることが明らかとなった。 この2因子について各実習生の因子得点を比較し、 実習期間中にいずれの因子得点についても高い伸びを示した実習生Aといずれの因子得点についてもあまり伸びの見られなかった実習生Fの2名を抽出 し、この2名の実習生の授業観察時の記述内容をカテゴリー分析した。その結果、実習生Fは、指導教員や実習生Aと比較して単なる〈評価〉の記述が有意に多く、授業者の立場に立ったく示唆><代案><説明>の記述が有意に少ないことが明らかとなった。このことから、次のような仮説を導いた。すなわち、教育実習における授業観察において、次の3点を具体的な課題として実習生に与えることにより、実習生の実践的授業能力を効果的に高めることができるであろう。###1.授業中に起きる小さな出来事にも目を向け、できるだけ多数の記述を行うこと。###2. 授業者の立場に身を置き、自分なりの代案を積極的に提示すること。###3. 観察者からの評価や代案の理由を、前後の文脈や予想される結果と関係づけながら具体的に示すこと。
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中学校・大学教員と教育実習生の音楽科授業観察記述内容の比較分析
菅 裕
宮崎大学教育文化学部紀要. 教育科学 3 107 - 122 2000年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:宮崎大学
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音楽教師の信念に関する研究--福島大学附属小学校における参与観察とインタビューをとおして 査読あり
菅 裕
日本教科教育学会誌 22 ( 4 ) 65 - 74 2000年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教科教育学会
本研究では,音楽教師の信念が内面においてどのような構造を有しているか,また,そのことが授業の流れや児童にどのような影響を及ぼしているか,について現象学的に考察することを目的とし,福島大学附属小学校の山本浩教諭による音楽授業への参与観察と授業後の教師へのインタビューの分析を行っている。その結果,1.表現のネットワークとしての音楽体験をとおして,児童の音楽的価値観を広げていくために,2.教師は徹底して状況に即応する支援者の立場に立ち,3.授業を音をとおしたコミュニケーションの場としていくことを重視する,山本教諭の信念の構造が明らかになった。この構造は,全体として一貫性をもっており,それに基づく安定した授業運営の結果,児童は,合奏活動を教師の手を借りずに組織するようになり,自分たちの演奏を昼休みのフリーコンサートとして校内で積極的に発表するまでに成長した。同時に,山本教諭が「担任としての役割」と「音楽教師としての役割」と間の葛藤を内面に抱えていることも明らかになった。
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「音楽科教育研究の課題:音楽教師のエスノセントリズムからの解放」
福島大学教育学部論集第60号 1996年6月
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様式理解をめざした鑑賞の授業に関する実践的研究(4):“個人様式”を主題とする授業を中心に 査読あり
菅裕,増井知世子
中四国教育学会教育学研究紀要 40 ( 2 ) 356 - 364 1994年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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「音楽科の鑑賞教材に関する基礎的研究(2):鑑賞授業による、学習者の楽曲に対する好みの変化の測定を中心として」
吉富功修、弊原映智、緒方満、菅裕、藤川浩、光田龍太郎
広島大学教育学部学部・附属共同研究体制研究紀要 ( 22 ) 117 - 126 1994年3月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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「中・高等学校音楽科における生徒の鑑賞力獲得に関する研究(2)」
共著者:増井知世子、菅裕
広島大学附属中学校研究紀要、第39集全12頁(分担)19-20,23-30頁 1993年3月
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「現代音楽の教材化について:聴取の詩学を視点として」
広島大学附属高等学校研究紀要第39号 1993年3月
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「様式理解をめざした鑑賞の授業に関する実践的研究(3):“音楽の形式”を主題とする授業を中心に」
中四国教育学会教育学研究紀要第39巻 第2部 1993年3月
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音楽科の鑑賞教材に関する基礎的研究(1)
吉富功修,藤川浩,光田龍太郎,増井知世子,菅裕,瀬良博文,岩崎英子
広島大学教育学部学部附属共同研究体制研究紀要 ( 21 ) 119 - 124 1993年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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「様式理解をめざした鑑賞の授業に関する実践的研究(2):“楽器の音色”を主題とする授業を中心に」
共著者:菅裕、増井知世子
中四国教育学会教育学研究紀要第38巻第2部全9頁(分担)300-303頁 1992年3月
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「音楽科の授業構成に関する研究(2)」
共著者:千成俊夫、吉富功修、藤川浩、光田龍太郎、増井知世子、菅裕
広島大学教育学部学部・附属共同研究体制研究紀要、第20号全10頁(分担)138-140頁 1992年3月
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中・高等学校音楽科における生徒の鑑賞力獲得に関する研究(1)
増井知世子,菅裕
広島大学附属中学校研究紀要 38 9 - 19 1992年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
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「音楽科の授業構成に関する研究(1)」
共著者:千成俊夫、吉富功修、藤川浩、増井知世子、菅裕
広島大学教育学部学部・附属共同研究体制研究紀要、第19号全10頁(分担)67-70頁 1991年3月
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「様式理解をめざした鑑賞の授業に関する実践的研究(1):音楽の記述を媒介に」
共著者:増井知世子、菅裕
中四国教育学会教育学研究紀要第37巻第2部全8頁(分担)349-354頁 1991年3月
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音楽作品の楽式構造プロセスが聴き手の情動反応に及ぼす影響についての研究
菅裕
広島大学教育学部教科教育学科音楽教育学教室論集 3 73 - 106 1989年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
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「ベートーヴェンのピアノソナタf-mollOp.2、No.1・f-mollOp.57に対する聴き手の生理的反応に関する一考察
中四国教育学会研究紀要、第34巻第2部 1989年3月