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農学部 森林緑地環境科学科 |
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論文 【 表示 / 非表示 】
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2023年7月の大雨により福岡県久留米市と佐賀県唐津市で発生した土砂災害 査読あり
清水収,地頭薗隆,執印康裕,水野秀明,秋田寛己,天野祐一朗,植弘隆,大石博之,岡野和行,小野貴稔,影山大輔,加藤卓也,菊池英明,木藤賢一,木原早紀,佐藤厚慈,篠原慶規,田方智,竹林洋史,千葉幹,鳥田英司,中濃耕司,西脇彩人,平川泰之,福池孝記,福塚康三郎,本田健,本多泰章,光永海斗,山越隆雄,矢渡岳,吉永子規,吉野孝彦
砂防学会誌 76 ( 4 ) 33 - 43 2023年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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令和4年台風第14号による宮崎県の山地災害の特徴
篠原 慶規, 清水 収
日本森林学会大会発表データベース 134 ( 0 ) 178 2023年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本森林学会
九州の西側を台風が通過した際は,九州の東側で大雨になり,その範囲は,ほぼ宮崎県の範囲と一致する。令和4年台風14号は,このコースを通り,宮崎県内に多数の山地災害(斜面崩壊や土石流)を発生させた。本研究では,宮崎県全域を対象に,崩壊分布図(LIM)を作成し,その決定要因を明らかにすることを目的とした。LIMの作成には,インターネット上や報道情報に加え,衛星画像(Sentinel-2 Level-2A)から計算したNDVIを用いた。また,1~72時間最大降水量を,地上降水量データの空間補間から県内全域について計算した。この降水量を,宮崎県に,より大きな被害をもたらした平成17年台風14号のものと比較した結果,R4の短時間降雨はH17と同程度であったが,長時間降雨は,H17には及ばなかった。崩壊地の降雨量は,低降雨域には分布していないものの,明確に高降雨域に片寄っていた訳でもなかった。一方,台風前の現地の状況を空中写真から確認したところ,半数以上で,「荒廃地」「伐採地」「拡大崩壊」「林道が起点」など,なんらかの特徴が見られた。このことから,降雨分布だけでなく,場の特性が崩壊分布に大きな影響を及ぼした可能性がある。
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0次谷の谷線上での深い崩壊に伴う谷地形の伸長と崩壊予測の可能性―平成29 年7 月九州北部豪雨・妙見川流域の事例―
清水 収,松本紘武
2022年度砂防学会研究発表会概要集 521 - 522 2022年4月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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令和3年8月豪雨により長崎県雲仙市で発生した土砂災害
吉永子規,地頭薗隆,清水収,大石博之,岡野和行,鳥田英司,坂島俊彦
2022年度砂防学会研究発表会概要集 539 - 540 2022年4月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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(公社)砂防学会 令和 3 年 8 月豪雨災害に係る緊急調査-九州地方で発生した土砂災害について- 招待あり
地頭薗隆,清水 収,大石博之,岡野和行,坂島俊彦,鳥田英司,吉永子規
(公社)砂防学会ホームページ 2021年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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砂防の観測の現場を訪ねて2 山地河川内の複雑な土砂の動きを知る
木下篤彦,宮田秀介,堤大三,堀田紀文,権田豊,清水収,内田太郎 他( 担当: 共著 , 範囲: 第9章 大規模土砂生産が山地河川の河床変動に及ぼす影響,コラム⑤ 長期間調査継続のやりがいと難しさ)
公益社団法人砂防学会 2021年4月
総ページ数:133 担当ページ:105-114 記述言語:日本語 著書種別:学術書
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砂防学
丸谷 知己ほか( 担当: 分担執筆 , 範囲: 3.7 土砂流出)
朝倉書店 2019年4月
総ページ数:244 担当ページ:65-72 記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論
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火山工学入門 応用編
土木学会地盤工学委員会火山工学研究小委員会( 担当: 共著 , 範囲: 2.1)
土木学会 2014年12月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
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みやざきの自然災害(共著)
原田隆典,村上啓介,稲垣仁根,清水収,瀬崎満弘,竹下伸一,多炭雅博,辻利則,檜山平,宮城弘守( 担当: 共著 , 範囲: 斜面崩壊と地すべりのしくみ(p.42-46),火山噴火で起こる災害(p.51-59))
一般社団法人みやざき公共・協働研究会 2012年6月
記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書
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突発的な火山噴火に対する降灰や土石流が社会資本に与える影響と対策に関する調査研究(共著)
安養寺信夫ほか( 担当: 共著 , 範囲: 2章2節 工学的防災)
(社)土木学会地盤工学委員会火山工学研究小委員会 2012年3月
記述言語:日本語 著書種別:調査報告書
MISC 【 表示 / 非表示 】
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警戒避難に関わる住民の意識について考える 招待あり
清水収
砂防と治水 57 ( 3 ) 4 - 5 2024年8月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)
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観測を長く続けて分かること 招待あり
清水 収
砂防学会誌 70 ( 2 ) 1 - 2 2017年7月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:公益社団法人砂防学会
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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2023年7月に発生した福岡県久留米市と佐賀県唐津市の土砂災害調査報告 招待あり
清水収
九州土砂災害対策懇談会 2024年3月6日
開催年月日: 2024年3月6日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
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0次谷の谷線上での深い崩壊に伴う谷地形の伸長と崩壊予測の可能性―平成29 年7 月九州北部豪雨・妙見川流域の事例―
清水 収,松本紘武
令和4年度砂防学会研究発表会 公益社団法人砂防学会
開催年月日: 2022年5月11日 - 2022年5月13日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
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令和3年8月豪雨により長崎県雲仙市で発生した土砂災害
吉永子規,地頭薗隆,清水 収,大石博之,岡野和行,鳥田英司,坂島俊彦
令和4年度砂防学会研究発表会 公益社団法人砂防学会
開催年月日: 2022年5月11日 - 2022年5月13日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
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令和2年7月豪雨による土砂災害ー熊本県芦北町女島 招待あり
清水 収
令和2年7月豪雨および台風10号による九州地方の土砂災害に係る緊急調査報告会 (オンライン) 公益社団法人砂防学会
開催年月日: 2020年12月22日
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:オンライン
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0次谷の頭部での崩壊による谷の上方伸長と崩壊予測の可能性―平成29 年7 月九州北部豪雨による崩壊の事例―
清水 収,松本紘武
2020年度砂防学会研究発表会 公益社団法人砂防学会
開催年月日: 2020年7月31日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
受賞 【 表示 / 非表示 】
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森林立地学会誌論文賞
2014年3月 森林立地学会
伊藤哲,丸谷知己,清水収
受賞区分:学会誌・学術雑誌による顕彰 受賞国:日本国
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砂防学会論文賞
2013年5月 公益社団法人砂防学会
清水収
受賞区分:学会誌・学術雑誌による顕彰 受賞国:日本国
科研費(文科省・学振・厚労省)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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近年頻発する大規模土砂生産イベント後の土砂動態と河道安定化機構の解明
研究課題/領域番号:21K04610 2021年04月 - 2025年03月
独立行政法人日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
担当区分:研究代表者
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近年頻発している大規模土砂生産後の土砂動態に関する移動場変化過程に注目した解析
2015年04月 - 2018年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
担当区分:研究代表者
豪雨に伴う大量の崩壊発生によって大規模な土砂生産が生ずると,その時点で大きな土砂災害となるほか,以降のある期間活発な土砂流出が続く。しかし,その土砂流出の継続・鈍化等の推移,それに影響する要因についての知見は多くない。本研究は,大規模土砂生産後の土砂流出の推移を長期観測によって調べ,土砂流出に影響する要因との応答関係を含めた土砂の動態を明らかにすることを目的とする。この研究計画では,特に次の2点に重点を置く。
(1) 土砂流出が,外力(雨量)に加え,場の条件(土砂量,河床横断形状,土砂粒径等)の経時変化に強く影響されて推移することを,モニタリングデータに基づき明らかにする。
(2) (1)の成果より,土砂流出が鈍化した段階の安定流路を判別する普遍的な指標を提示する。 -
近年の大規模降雨で増加している九州地方の深層崩壊の予測と対策
2011年04月 - 2014年03月
科学研究費補助金 基盤研究(B)
担当区分:研究分担者
近年,大規模な降雨によって山地では基盤岩から崩れる深層崩壊が起こり,大きな土砂災害を引き起こすケースが目立っている。この研究は,主に九州地方で発生した深層崩壊地の調査から,その発生を予測する手法を確立し,地域防災力を向上させることを目的としている。
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2011年霧島火山(新燃岳)噴火に関する総合調査
2011年02月 - 2012年03月
科学研究費補助金 特別研究促進費
担当区分:研究分担者
2011年1月から始まった新燃岳の噴火に関して,火山防災の観点から全国各地の多数の研究者からなる研究組織によって実施される総合調査である。そのうちの,降灰域での土石流危険度調査を担当する。
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豪雨反復発生による流域土砂動態の応答に関する砂防学的研究
2010年04月 - 2014年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
担当区分:研究代表者
水・土砂災害の分野では近年,気候変化に伴う大雨の頻発化・大規模化が懸念されているが,それは豪雨の各地での頻発に止まらず,同一地域における短い時間間隔での豪雨の再発生としても現出している。本研究の目的は,豪雨が反復発生する以前から土砂移動のモニタリング調査を継続している試験流域の長期実測データを分析して,1)豪雨反復発生により流域の土砂動態がどう変化したかを明らかにすること,2)そうした土砂動態の応答特性を説明するモデルとして,土砂移動場ならびに滞留土砂の状況と豪雨(外力)との相互作用を説明するモデルを提案すること,そして,3)今後の気候変化に伴うリスクマネージメントに対して提言を行うこと,である。
その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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大規模な土砂堆積後の山地渓流における土砂洗掘過程と流路安定化プロセス
2015年04月 - 2016年03月
民間財団等 河川整備基金助成事業
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
大雨時の大量土砂生産により,河床に大規模な土砂堆積が発生した山地渓流において,その後11年間河床変動の測量を行った。堆積土砂は平年の降雨状況においても活発に洗掘されていった。こうした土砂堆積後の流路の反応は,土砂過剰で不安定になった流路が,土砂を排出して安定な状態に向かうプロセスと考えられる。この観点に基づき,本研究では11年間の河床変動の観測結果を分析し,流路安定化の特徴を明らかにする。
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2006年7月豪雨により発生した土砂災害に関する調査研究
2006年09月 - 2007年03月
財団法人河川環境管理財団 河川環境管理財団河川整備基金
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
2006年7月豪雨により、長野県や鹿児島県などの広い範囲で死者21名を伴う甚大な土砂災害が発生した。これらの災害規模や、斜面崩壊・土石流などの土砂災害を引き起こした土砂移動現象の実態と特徴を明らかにし、豪雨時に発生する土砂災害の減災対策に向けての基礎資料とする。