石井 康之 (イシイ ヤスユキ)

ISHII Yasuyuki

写真a

所属

農学部 畜産草地科学科

職名

教授

外部リンク

学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(農学) ( 1993年3月   東京大学 )

  • 農学修士 ( 1985年3月   東京大学 )

  • 農学士 ( 1983年3月   東京大学 )

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ライフサイエンス / 動物生産科学  / Animal Husbandry, Grassland Science

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Yield, growth characteristics, and forage quality of amaranth and conventional small-grain crops as forage in southern Kyushu 査読あり

    Zixuan Zhong*, Mitsuhiro Niimi*, Manabu Tobisa, Sachiko Idota, and Yasuyuki Ishii**

    International Journal of Agronomy   ( ID3164854 )   1 - 16   2024年12月

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    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1155/ioa/3164854

  • Fermentation Quality and Aerobic Stability of Silages from Forage Crops Mixed with Bamboo Silage in Southern Kyushu, Japan 査読あり

    Mitsuhiro Niimi, Mizuho Kurata, Genki Ishigaki, Yasuyuki Ishii

    Online Journal of Biological Sciences   25 ( 1 )   125 - 133   2024年11月

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    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.3844/ojbsci.2025.125.133

  • Estimation of total digestible nutrient concentration for short-panicle cultivars of forage rice (Oryza sativa L.) silage 招待あり 査読あり

    Satoru Fukagawa, Kyohei Ninomiya and Yasuyuki Ishii

    Agronomy   14 ( 11 )   ID 2710   2024年11月

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    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: https://doi.org/10.3390/agronomy14112710

  • Estimation of Total Digestible Nutrient Concentration for Short-Panicle Cultivars of Forage Rice (Oryza sativa L.) Silage 査読あり

    Fukagawa S., Ninomiya K., Ishii Y.

    Agronomy   14 ( 11 )   2024年11月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Agronomy  

    A linear regression model for predicting total digestible nutrient (TDN) concentration in forage rice (Oryza sativa L.) silage was previously developed with traditional cultivars (>30% dry matter, DM as panicle), and we here extend the linear regression model to two short-panicle cultivars, ‘Tachisuzuka’ and ‘Tachiayaka’ (<20% DM as panicle). Silage fermentation quality was superior for the short-panicle cultivars compared to the traditional ones, partly due to higher mono- and oligosaccharide concentrations in leaves and stems. Silage TDN concentration was previously estimated for traditional cultivars by in vitro dry matter digestibility (IVDMD) and crude ash (CA) concentration (estimated TDN = 0.329 × IVDMD − 0.688 × CA + 44.5, r2 = 0.815, p < 0.001). In vivo TDN concentration in silages of short-panicle cultivars, ranging from 49.5 to 58.3%, was nearly identical to the TDN concentration estimated by the equation with an error rate <5%, demonstrating that the new equation model can be satisfactorily applied to silages of short-panicle rice cultivars.

    DOI: 10.3390/agronomy14112710

    Scopus

  • Yield, silage quality, and feeding preference of late‐summer sown pearl millet (Cenchrus americanus (L.) Morrone) in Southern Kyushu 査読あり 国際誌

    Genki Ishigaki, Mitsuhiro Niimi, Hikaru Shigedomi, Yuuto Sasaki, Sachiko Idota, Yasyuki Ishii

    Grassland Research   1 - 9   2024年10月

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    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Wiley  

    Background: Pearl millet is characterized by its high dry matter (DM) yields with a high moisture content, which makes it difficult to process as silage. Methods: Pearl millet was sown in mid-September for 3 years to examine its growth, DM yields in early December, and decrease in DM percentage after frost exposure. The crop was processed as round-bale silage to assess silage quality and preference by breeding beef cattle. Results: Plants reached a height of 160–200 cm, with heading tiller percentages of 50%–70% in early December. With frost exposure, DM percentage increased in leaves and panicles, followed by stems, reaching over 40%, 1 month after exposure. These increases were positively correlated with cumulative frost exposure. After frost exposure, in vitro DM digestibility and crude protein content declined while acid detergent fiber content increased. Repeated cafeteria feeding experiments showed a reduced preference for either pearl millet silage or Italian ryegrass hay. The silage showed moderate acidity at pH 4.73–5.40, with lactic acid at 0.58%–1.62% DM, acetic acid at 0.03%–0.10% DM, and negligible butyric acid, indicating a satisfactory quality. Conclusions: In Southern Kyushu, pearl millet sown in late summer can be processed into low-moisture round-bale silage in January, the year following sowing.

    DOI: 10.1002/glr2.12096

    Scopus

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 日本中央競馬会畜産振興事業・ツマジロクサヨトウ防除対策マニュアル 5.ツマジロクサヨトウの被害解析(剪葉処理)

    石井 康之( 担当: 単著 ,  範囲: 試験計画、調査方法の検討、調査、化学分析、原稿の執筆)

    宮崎大学  2024年3月 

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    記述言語:日本語 著書種別:調査報告書

  • 令和4年度食肉に関する助成研究調査成果報告書VOL. 41 南九州における暖地型牧草の新規調製”霜熟”の開発ー晩夏播きパールミレット霜枯れ草の収量,サイレージ品質と選好性ー

    石井 康之・石垣 元気・井戸田 幸子( 担当: 共著 ,  範囲: 試験計画、調査方法の検討、調査、化学分析、原稿の執筆)

    公益財団法人伊藤記念財団  2023年10月 

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    記述言語:日本語 著書種別:調査報告書

  • 科学研究費助成事業・研究成果報告書・19K06371「 研究代表者 研究課題名(英文) 交付決定額(研究期間全体):(直接経費) 17601 基盤研究(C)(一般) 2019~2021 矮性ネピアグラス草地の秋季休牧・霜枯れ草地利用による周年放牧の有効性」 

    石井 康之( 担当: 単著 ,  範囲: 研究計画の立案、実施、取りまとめおよび執筆)

    科研費KAKENHI  2022年6月 

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    記述言語:日本語 著書種別:調査報告書

  • 畜産学(共著)

    入江正和(編著)石井 康之他13名共著( 担当: 共著 ,  範囲: 第4章 家畜の栄養と飼料 4.6 飼料作物と牧草)

    養賢堂  2022年3月  ( ISBN:978-4-8425-0583-1

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    総ページ数:430   担当ページ:148-168   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  • 大門弘幸・奥村健治編 作物栽培体系8 飼料・緑肥作物の栽培と利用(共著)

    石井 康之( 担当: 単著 ,  範囲: 4.2 暖地型イネ科牧草)

    朝倉書店  2017年4月 

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    総ページ数:232   担当ページ:80-104   記述言語:日本語 著書種別:学術書

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MISC 【 表示 / 非表示

  • 飼料用トウモロコシに対するツマジロ クサヨトウ防除の取り組みについて 招待あり

    石井 康之・井戸田 幸子・石垣 元気

    牧草と園芸   69 ( 3 )   10 - 14   2021年5月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)   出版者・発行元:雪印種苗株式会社  

    本学では九州沖縄農研センターと連携し、令和元
    年度から安心・安定的な飼料生産の実現に向け、海
    外情報や国内の被害実態などの緊急調査の結果や飼
    料生産における本害虫の効果的防除法など、必要な
    知見を収集・整理した飼料生産マニュアル(第 1 版)
    を、令和 2 年 2 月に刊行するとともに、令和 2 年度
    も調査を継続しています。本稿ではその中で、ツマ
    ジロクサヨトウの防除、散布試験、散布試験におけ
    る飛散(ドリフト)、食害を模擬した剪葉処理に伴
    う収量の変動について報告しています。

  • 秋季休牧した霜枯れ矮性ネピアグラス草地の黒毛和種繁殖牛による冬季放牧の有効性 招待あり

    石井 康之

    アグリバイオ   4 ( 1 )   56 - 58   2020年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)   出版者・発行元:北隆館  

    本稿では,年間を通じた省力的な家畜飼養体系確立のため,暖地型牧草地を秋季に休牧することにより,厳冬期の放牧飼養が可能となる矮性ネピアグラス草地の有効性を述べた

  • ネピアグラスの肉用繁殖牛における放牧利用

    石井康之

    日本草地学会九州支部会報   34 ( 1 )   21 - 29   2004年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)   出版者・発行元:日本草地学会九州支部会  

  • 九州の草地・飼料作研究における各分野の最近10年間の歩み-生理・生態-

    石井 康之

    日本草地学会九州支部会報   31 ( 2 )   89 - 92   2002年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)   出版者・発行元:日本草地学会九州支部会  

  • タイの小規模酪農における持続的飼料生産体系の開発に関する調査

    石井康之

    日本草地学会九州支部会報   27 ( 1 )   38 - 41   1997年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)   出版者・発行元:日本草地学会九州支部会  

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 晩夏播きパールミレットの生育,収量と霜枯れ草の飼料品質

    石井康之*・重富ひかる・石垣元気・新美光弘・井戸田幸子

    日本草地学会2023年度札幌大会  2023年3月26日 

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    開催年月日: 2023年3月26日 - 2023年3月28日

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • Establishment and yield of amaranth and cereal small-grain forages in a range of cropping system in southern Kyushu

    Zhong Zixuan・Yasuyuki Ishii*・Manabu Tobisa・Mitsuhiro Niimi・Sachiko Idota

    日本草地学会2023年度札幌大会  2023年3月26日 

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    開催年月日: 2023年3月26日 - 2023年3月28日

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • 飼料用トウモロコシの生育段階別剪葉処理が収量および収量構成要素に及ぼす影響

    石谷碧里・石井康之*・飛佐 学・新美光弘・井戸田幸子

    日本草地学会2023年度札幌大会  2023年3月28日 

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    開催年月日: 2023年3月26日 - 2023年3月28日

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • 矮性ネピアグラス草地の黒毛和種繁殖牛による周年放牧適応性

    渡邊優奈・石井康之*・石垣元気・小林郁雄・新美光弘・井戸田幸子

    日本草地学会2023年度札幌大会  2023年3月26日 

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    開催年月日: 2023年3月26日 - 2023年3月28日

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • Grass-based Animal Production in Southern Kyushu 招待あり 国際会議

    Yasuyuki Ishii

    VIRTUAL INTERNATIONAL SEMINAR “ Multidisciplinary Approach For Sustainable Animal Production”, Faculty of Animal Husbandry, Padjadjaran University  (Virtual International Seminar)  2021年11月18日  FAKULTAS PETERNAKAN, UNIVERSITAS PADJADJARAN

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    開催年月日: 2021年11月18日

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:Virtual International Seminar   国名:インドネシア共和国  

    インドネシア、Padjadjaran大学・畜産学部のインターネット国際セミナーにおいて、招待講演として「南九州における草地畜産業の取り組み」を紹介した。

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受賞 【 表示 / 非表示

  • 日本草地学会賞

    2006年3月   日本草地学会  

    石井康之

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    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞  受賞国:日本国

科研費(文科省・学振・厚労省)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 矮性ネピアグラス草地の秋季休牧・霜枯れ草地利用による周年放牧の有効性

    研究課題/領域番号:19K06371  2019年04月 - 2022年03月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    南九州では,自給粗飼料の確保がネックとなり,近年小規模経営体が減少し,飼養頭数の減少を招いている。暖地型牧草矮性ネピアグラスは, 本地域では多年生で放牧利用に適するが,暖地型牧草は,降霜で地上部が枯死するため,従来放牧利用期間は降霜前に限定されていた。一方我々は,矮性ネピアグラスに放牧馴致した繁殖牛群では,秋季に休牧・貯草後霜枯れした草地に放牧しても,被食性や増体性に夏季生育期間と大差がないことを見出した。本研究では,夏季と冬季に繁殖牛群を矮性ネピアグラス草地に輪換放牧し,被食性や増体性,霜枯れ草の炭水化物含量等を検討することにより,本地域の省力的な繁殖牛周年放牧管理法として提案したい。そこで,南九州の小規模繁殖牛農家が,暖地型牧草矮性ネピアグラス草地を夏季に輪換放牧した後秋季に休牧・貯草(Autumn-Saved Pasture, 以下ASP)管理を行うことにより,降霜後の冬季にも夏季と同様な輪換放牧飼養が可能であるか,その場合の草量,増体性などに悪影響がないか,経年 変化を含めて検証したい。次いで,降霜後の気象条件次第では,矮性ネピアグラスに対する放牧家畜の選好性が向上する傾向が伺われた。この際,採食行動に差異をもたらす要因として,霜枯れによる葉身および茎中の構造性・非構造性炭水化物含量の変化の実態を明らかにしたい。これらを通じ,本地域の小規模繁殖牛農家における省力的な放牧管理方法としての有効性を明らかにしたい。

  • ネピアグラス栽培による口蹄疫家畜埋却地および耕作放棄地の飼料・資源植物生産

    研究課題/領域番号:16K07577  2016年04月 - 2019年03月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者 

    南九州地域に存在する条件不利地の中で,特に宮崎県児湯郡管内に約100 ha存在する口蹄疫家畜埋却地,および全国に約40万haある耕作放棄地を,飼料生産あるいはバイオ燃料原料などの資源植物生産に活用することが望まれている。低コストで持続的な生産を行うためには,家畜堆肥を活用しながら,これらの土地における矮性ネピアグラス(DL)を中心としたネピアグラス栽培の適応性を検討する必要がある。そこで,宮崎県児湯郡内の1)口蹄疫家畜埋却地における飼料作物としてのDL栽培の適応性,2)耕作放棄地における資源作物としてのネピアグラス栽培の適応性を,既往の研究成果を継続発展させる形で実施し,飼料・食料自給率の向上と小規模肉用繁殖牛農家の維持・育成に寄与できることを目指す。

  • ネピアグラス栽培による重金属汚染,口蹄疫家畜埋却,耕作放棄土壌の修復,飼料生産

    研究課題/領域番号:25450025  2013年04月 - 2016年03月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者 

    家畜生産における粗飼料自給率,さらには食料自給率の向上を目指し,同時に重金属汚染,口蹄疫家畜埋却,耕作放棄などの条件不利圃場での低コストで持続的な粗飼料生産を行うために,矮性ネピアグラス(DL)を中心としたネピアグラス栽培の適応性を,1)宮崎県を中心とした九州・沖縄地域,特に耕作放棄地の放牧管理へのDLの普及,2)重金属(特にカドミウム)汚染土壌の修復に果たすDLを中心としたネピアグラスの機能の解明,3)宮崎県児湯郡内の口蹄疫家畜埋却地における植生管理としてのDL栽培の適応性を,既往の研究成果を継続発展させる形で実施する。その結果,DLの牧草としての優れた特性が種々の条件不利地に応用され,飼料・食料自給率の向上と小規模肉用繁殖牛農家の維持・育成に寄与できることを目指す。

  • 放射性セシウム汚染農用地再生に向けたネピアグラスによるセシウム吸収除去法の確立

    研究課題/領域番号:25450495  2013年04月 - 2016年03月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究分担者 

    放射性セシウムに汚染された農用地の再生に向けたネピアグラスによるセシウム吸収除去法の確立を探求するため,宮崎大学で養成したネピアグラスの栄養繁殖苗を,代表者の研究機関である弘前大学に送付し,汚染地の福島県での栽培に供することを目的とする。

  • 矮性ネピアグラスによる環境保全的な繁殖牛飼養体系の九州地域への普及促進

    研究課題/領域番号:21580332  2009年04月 - 2012年03月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者 

    わが国の小規模肉用繁殖牛経営農家にとって,自給粗飼料の安全性と配合飼料価格の高騰などの情勢から,省力的・環境保全的な粗飼料給与体系である暖地型牧草の放牧利用が注目されている。平成8年度に研究代表者が導入した新規暖地型牧草・矮性ネピアグラスは,その放牧適性,家畜嗜好性の高さ,南九州低標高地における多年性,冬期のイタリアンライグラスとの併用などの諸利点が理解され,科学研究費補助金などの事業を通じて,南九州各県(宮崎,熊本,鹿児島)の10市町村,有明海沿岸と東シナ海離島の長崎県分を合わせ,栽培面積が約6 ha超にまで拡大した。長崎県では,本牧草の奨励品種への登録を検討中である(私信)。この流れを継続・発展し,本牧草の南九州地域への普及を促進させるには,栄養繁殖の矮性ネピアグラスの特性を生かし,安価な苗の供給体制の整備と移植機を利用した省力的・軽労働な移植方法の開発が必須と考えられる。そこで,1)苗の供給体制:晩秋にセル苗を準備してガラス室内で越冬させ翌春圃場に定植する方法と,南シナ海離島の鹿児島県三島村黒島に平成19年度に造成した矮性ネピアグラス圃場における越冬株からの苗の供給の両方法を検討する。2)移植機を利用した省力的・軽労働な移植方法:既存の野菜移植機である長ネギ・ニラ移植機によるセル苗移植を検討する。既往技術としての越冬株の株分けによる苗の養成・人力による苗の定植と比較した新規開発技術の優位性を明らかにする。次いで,平成19年度で約6000本強,平成20年度で約4000本強の矮性ネピアグラス苗を南九州各県に配布し,特に中山間地域と離島における本牧草の適合性を明らかにしてきた。そこで,3)南九州への普及促進:各県の畜産研究センター・振興局普及指導課と連携し,1),2)で開発した苗の供給・移植技術に従い,本牧草の未栽培地域への普及に一層努めたい。

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その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 2.生産現場での被害実態及び被害に関わる要因の調査(3)試験場内での詳細な被害調査

    研究課題/領域番号:WDA22002  2023年04月 - 2024年03月

    日本中央競馬会特別振興資金助成事業  日本中央競馬会畜産振興事業・令和5年度「飼料害虫ツマジロ クサヨトウの防除対策事業」 

    石井康之

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    ツマジロクサヨトウの食害は種々の変動があるため、生育や収量に及ぼす影響を定量的に判断しにくい側面がある。そこでツマジロクサヨトウの食害を模擬し、生育段階別に、飼料用トウモロコシに数水準の剪葉処理を行い、その後の生育、収量性、栄養(TDN)収量およびサイレージ発酵品質に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。
    南九州における飼料用トウモロコシの栽培体系として、春播き(4月播き)、遅まき(6月播き)および二期作(8月播き)の3体系について、生育段階別の食害を模擬できる剪葉程度を確立し、3作期(春播き、遅播き、夏播き)別の収量、栄養収量に及ぼす剪葉の影響を検討する。今年度は、幼苗期(3-4葉期)に展開葉を全て切除する処理(TH1)、除草剤散布期(6-7葉期)に、最上位展開葉と未展開葉を切除する処理(TH2)および全ての展開・未展開葉を切除する処理(TH3)を設け、飼料用トウモロコシへの生育、収量、飼料品質に及ぼす影響を明らかにする。 また、3ヵ年の試験結果の取りまとめを行う。

  • 2.生産現場での被害実態及び被害に関わる要因の調査(3)試験場内での詳細な被害調査

    研究課題/領域番号:WDA22002  2022年04月 - 2023年03月

    日本中央競馬会特別振興資金助成事業  日本中央競馬会畜産振興事業・令和4年度「飼料害虫ツマジロ クサヨトウの防除対策事業」 

    石井康之

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    担当区分:研究分担者 

    ツマジロクサヨトウの食害は種々の変動があるため、生育や収量に及ぼす影響を定量的に判断しにくい側面がある。そこでツマジロクサヨトウの食害を模擬し、生育段階別に、飼料用トウモロコシに数水準の剪葉処理を行い、その後の生育、収量性、栄養(TDN)収量およびサイレージ発酵品質に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。
    南九州における飼料用トウモロコシの栽培体系として、春播き(4月播き)、遅まき(6月播き)および二期作(8月播き)の3体系について、生育段階別の食害を模擬できる剪葉程度を確立し、3作期(春播き、遅播き、夏播き)別の収量、栄養収量に及ぼす剪葉の影響を検討する。今年度は、幼苗期(3-4葉期)に展開葉を全て切除する処理(TH1)、除草剤散布期(6-7葉期)に、最上位展開葉と未展開葉を切除する処理(TH2)および全ての展開・未展開葉を切除する処理(TH3)を設け、飼料用トウモロコシへの生育、収量、飼料品質に及ぼす影響を明らかにする。

  • 令和3年度飼料害虫ツマジロクサヨトウの防除対策事業

    2021年04月 - 2022年03月

    公益社団法人全国競馬・畜産振興会  公益社団法人全国競馬・畜産振興会畜産振興事業(令和3年度) 

    石井 康之

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    ツマジロクサヨトウの食害は種々の変動があるため、生育や収量に及ぼす影響を定量的に判断しにくい側面がある。そこでツマジロクサヨトウの食害を模擬し、生育段階別に、飼料用トウモロコシに数水準の剪葉処理を行い、その後の生育、収量性、栄養(TDN)収量およびサイレージ発酵品質に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。
    南九州における飼料用トウモロコシの栽培体系として、春播き(4月播き)、遅まき(6月播き)および二期作(8月播き)の3体系について、生育段階別の食害を模擬できる剪葉程度を確立し、3作期(春播き、遅播き、夏播き)別の収量、栄養収量に及ぼす剪葉の影響を検討する。今年度は、幼苗期(3-4葉期)に展開葉を全て切除する処理(TH1)、除草剤散布期(6-7葉期)に、最上位展開葉と未展開葉を切除する処理(TH2)および全ての展開・未展開葉を切除する処理(TH3)を設け、飼料用トウモロコシへの生育、収量、飼料品質に及ぼす影響を明らかにする。

  • 令和2年度飼料生産におけるツマジロクサヨトウ対策事業

    2020年04月 - 2021年03月

    公益社団法人全国競馬・畜産振興会  公益社団法人全国競馬・畜産振興会畜産振興事業(令和2年度) 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    飼料生産におけるツマジロクサヨトウ対策推進委員会を、Onlineにより2回開催した。また、被害発生に伴う収量・栄養収量減少調査を行うとともに、既発地における農薬散布が飼料用トウモロコシの虫害発生程度と収量に及ぼす影響調査、ツマジロクサヨトウ侵入に対する未熟飼料用トウモロコシの収穫・調製調査、飼料用トウモロコシサイレージ中のツマジロクサヨトウ幼虫等の動態調査及び空撮による被害状況調査を行った。これらの調査・収集した情報、ならびに海外情報等をもとに、国内での被害状況調査及び研究調査の成果を踏まえ、2021年1月にはOnlineによる国内シンポジウムを開催した。また飼料生産マニュアル(改訂版)を4500部作成し、生産者向けポスター3種を改訂・作成した。宮崎大学農学部内HPに掲載するとともに、飼料生産マニュアル(改訂版)は全国の関係機関等約800カ所に、約4000部を郵送・配布した。

  • 平成31(令和元)年度飼料生産におけるツマジロクサヨトウ対策事業

    2019年10月 - 2020年03月

    公益社団法人全国競馬・畜産振興会  公益社団法人全国競馬・畜産振興会畜産振興事業(平成31・令和元年度) 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    飼料生産におけるツマジロクサヨトウ対策推進委員会を、宮崎市において2回開催するとともに、被害発生に伴う収量・栄養収量減少調査を行うとともに、既発地における農薬散布が飼料用トウモロコシの虫害発生程度と収量に及ぼす影響調査、ツマジロクサヨトウ侵入に対する未熟飼料用トウモロコシの収穫・調製調査、飼料用トウモロコシサイレージ中のツマジロクサヨトウ幼虫等の動態調査及び空撮による被害状況調査を行った。これらの調査・収集した情報、ならびに海外情報等をもとに、初年度は、国内での被害状況調査及び研究調査の成果を踏まえた飼料生産マニュアル(第1版)、ならびに生産者向けポスター3種を各1,000部作成し、宮崎大学農学部内HPに掲載するとともに、九州・沖縄管内を中心とした全国の関係機関等157カ所に、約820部ずつ(計3,480部)郵送・配布した。

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受託研究受入実績 【 表示 / 非表示

  • 和牛繁殖・飼養環境のイノベーションによる繁殖・飼養技術の高度化

    2020年05月 - 2021年03月

    都城市  一般受託研究 

    明石 良、石垣元気、石田孝史、徳永忠明、石井康之

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    担当区分:研究分担者  受託研究区分:一般受託研究

    良質粗飼料生産グループとして、都城市と連携し、宮崎県北諸県農林振興局、民間種苗会社の協力を得て、実証栽培試験を実施して収穫牧草の収量と粗飼料品質の調査を行い、耕作放棄されている畑地を組み入れ、コントラクターによる大型機械化体系の適用を視野に入れた、牧草栽培を基盤とする良質粗飼料生産体系の構築を提言する。

  • 地域資源を活用したTMRの調製と繁殖雌牛への給与

    2017年06月 - 2024年03月

    有限会社そおリサイクルセンター  一般受託研究 

    川島 知之 石井 康之 高橋 俊浩 新美 光弘 酒井 貴志

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    担当区分:研究分担者  受託研究区分:一般受託研究

  • 地域資源を活用したTMRの調製と繁殖雌牛への給与

    2017年06月 - 2021年03月

    有限会社そおリサイクルセンター  一般受託研究 

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    担当区分:研究分担者  受託研究区分:一般受託研究

  • 「省力的・永続的な粗飼料生産体系の確立」

    2016年07月 - 2017年03月

    一般受託研究 

    石井 康之、飛佐 学,井戸田 幸子

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    担当区分:研究代表者  受託研究区分:一般受託研究

    1)ソルガム新品種を利用した新たな作付け体系の検討
    低温伸張性のあるソルガム新品種「ターザン」を通常より1ヶ月早く播種し、収穫時期を1ヶ月早め、8月中旬から9月中旬の台風シーズンでの刈り取りを避け、再生草である2番草を11月上旬までに収穫することで、11月中旬からのイタリアンライグラスの作付が可能となる。乾物収量として、ターザンにより2.0t/10a、イタリアンライグラスにより0.8~1.0t/10a、年間合計乾物収量2.8t/10aを目標とする。

    2)暖地型マメ科牧草の適応性の検討
    マメ科牧草を草地や飼料畑に導入するということは濃厚飼料、肥料の節約などにより経済的にも有利である。そのような利点が知られているにもかかわらず、利用がほとんど行われていない。飼料自給率の向上と良質粗飼料の確保、安定的な畜産経営を行う上で暖地方マメ科牧草の生産性と栄養成分の評価を行い、適応草種の検討を行う。

    3)夏季短期青刈作物Pennisetum類の適応性の検討
    小林地区では、イタリアンライグラスの2番草を5月下旬に収穫した後、梅雨明け後の7月上旬から9月上旬までの2ヶ月間に有望な暖地型青刈作物(Millet類草種)として、Pearl Millet(Pennisetum americanum)の地域への適応性を、多年生Pennisetum草種としての矮性ネピアグラス(Pennisetum purpureum,品種DL)と比較しながら検討を行う。

    4)矮性ネピアグラスによる放牧利用の適応性の検討
    矮性ネピアグラスは南九州の低標高地帯では多年利用が可能であり、他の暖地型牧草に比べて、消化性などの飼料品質に優れ、家畜の選好性が高く、放牧・牧草利用が可能な草種である。しかし、その永年草地の造成に当たっては、造成直後の雑草との競合などにより、生育が抑制されること、連続放牧の耐性が欠けているため放牧利用に当たっては適切な放牧間隔の下での輪換放牧を適用するなどの、草地管理に当たって留意すべき点が挙げられる。したがって、実証展示圃において、矮性ネピアグラスによる放牧利用の適応性を検討する。

  • 「グローバル化に対応したTMR センターを核とする地域畜産経営体の確立」

    2016年04月 - 2017年03月

    一般受託研究 

    石井 康之、飛佐 学,井戸田 幸子

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    担当区分:研究代表者  受託研究区分:一般受託研究

    多毛作体系を確立するために、栽培作物の生育調査ならびに乾物収量調査を行い、収穫物の飼料成分の分析を行う。また、実証圃場における生育特性および土壌の理化学性についても調査し、本作付体系が実施可能な地域適応性および圃場条件を明らかにする。
    1)1年3毛作4回収穫体系による年間乾物収量3.5t/10aを目標とした栽培品種を選定するとともに、実証地の栽培適応性を明らかにする。
    2)Teffを組み込んだ栽培体系における乾物収量、飼料品質を明らかにするとともに、本作付体系が実施可能な圃場条件を明らかにする。
    3)ファジービーンの年間最大採種量となる個体密度を明らかにし、種子生産技術を開発する。

その他研究活動 【 表示 / 非表示

  • 成果有体物提供契約書 名称:ネピアグラス300kg

    2023年08月 - 2023年10月

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    2023年度JOGMEC共同スタディにおけるアルカリ除去検討および燃料用原料としての適性評価のため、ネピアグラスを300kg(収穫時の数量をもとに、両者で別途合意)提供する。

  • 成果有体物提供契約書 名称:ネピアグラス500kg

    2022年09月 - 2023年02月

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    2022年度JOGMEC共同スタディにおけるアルカリ除去検討および燃料用原料としての適性評価のため、ネピアグラスを500kg(収穫時の数量をもとに、両者で別途合意)提供する。

  • 成果有体物提供契約書 名称:ソルガム500kg

    2022年09月 - 2023年02月

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    2022年度JOGMEC共同スタディにおけるアルカリ除去検討および燃料用原料としての適性評価のため、ソルガムを500kg(収穫時の数量をもとに、両者で別途合意)提供する。

  • 成果有体物提供契約書 名称:ソルガム1000kg

    2022年09月 - 2023年02月

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    2022年度JOGMEC共同スタディにおける燃料用原料としての炭化適性評価のため、ソルガムを1000kg(収穫時の数量をもとに、両者で別途合意)提供する。

  • ネピアグラス提供に関する覚書

    2022年06月

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    宮崎大学(以下、「甲」という。)と有限会社鬼目養鶏場(以下、「乙」という。)は、甲の保有する矮性ネピアグラスの苗200本を乙に提供し、乙は、自給飼料で牛を育成することを目指し、放牧草地に移植するための苗を養成する目的で飼料畑の苗圃に移植する。

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