論文 - 日吉 優
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大腿骨頭骨折に対するsurgical dislocationの有用性について 査読あり
帖佐悦男、中村嘉宏、日吉優
骨折 43 ( 1 ) 95 - 101 2021年1月
掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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福永 幹, 今里 浩之, 福嶋 研人, 横江 琢示, 山口 洋一朗, 日吉 優, 舩元 太郎, 中村 嘉宏, 池尻 洋史, 坂本 武郎, 関本 朝久, 濱田 浩朗, 帖佐 悦男
整形外科と災害外科 69 ( 3 ) 609 - 611 2020年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会
【はじめに】母趾以外の外傷性Metatarsophalangeal(以下,MTP)関節脱臼は稀とされ,大部分は徒手整復可能であるが不能例も存在する.今回,観血的整復を要したMTP関節脱臼の一例を経験したため報告する.【症例】18歳男性,バイク運転中に軽自動車へ衝突し受傷,当院搬送.Xp,CTにて第3~5趾MTP関節の背側脱臼と第2中足骨頚部骨折を認めた.透視下に徒手整復を施行し,第5趾のみ整復できたが,3~4趾は不能であった.同日,観血的整復へ移行し,第3・4趾間MTP関節に陥頓した関節包,虫様筋を認めた.整復阻害因子と考えられ,背側進入を選択し,陥頓の解除で容易に整復可能であった.4週MTP関節をこえるシーネ固定,踵部荷重を許可し,12週後の観察時,再脱臼は認めていない.【考察】観血的整復を要した第3・4・5外傷性MTP関節脱臼の一例を経験した.徒手整復不能例は速やかに観血的整復への移行が必要である.整復困難であった3・4足趾には関節内に陥頓した関節包及び虫様筋を認め整復阻害因子と思われた.
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種子骨が嵌頓し整復阻害因子となった母趾趾節間関節脱臼の陳旧例の1例
今里 浩之, 帖佐 悦男, 坂本 武郎, 濱田 浩朗, 池尻 洋史, 中村 嘉宏, 舩元 太郎, 日吉 優, 山口 洋一朗, 高橋 巧, 松本 尊行, 森 治樹
整形外科と災害外科 69 ( 3 ) 612 - 614 2020年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会
【はじめに】種子骨の背側陥入を認める母趾趾節間(IP)関節脱臼は稀である.今回4週経過した陳旧性のIP関節脱臼を経験したため,報告する.【症例】40歳男性.28日前,2mの高さから転落し左足をついて受傷.近医にて左母趾の裂創の処置を受けるも,疼痛は改善せず当院受診となった.単純X線にて母趾IP関節の脱臼を認め,CTでIP関節の背側に種子骨を認めた.徒手整復は不可能であった.同日背側アプローチで進入し,背側の種子骨と掌側板を底側に押し込むと脱臼を整復できたが,易脱臼性を認めIP関節固定と背側block pin施行した.術後は6週でPin抜去し,再脱臼なく経過し,最終JSSF score(6か月)は95点であった.【考察】IP関節脱臼で種子骨の背側嵌頓を認める場合,観血的整復が必要であり,本症例でも同様であった.
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不安定型大腿骨転子部骨折の治療成績 側面像解剖型とoverslidingの関連について 査読あり
今里浩之、川野啓介、日吉優、帖佐悦男、森治樹、吉留綾
骨折 42 ( 3 ) 948 - 952 2020年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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寛骨臼骨折に対し急性期に一期的人工股関節置換術を施行した2症例
川越悠輔、帖佐悦男、坂本武郎、池尻洋史、中村嘉宏、舩元太郎、日吉優、川野 啓介
宮崎整形外科研究会誌 ( 24 ) 9 - 11 2020年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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麻酔下ストレステスト(evaluation under anesthesia;EUA)が有用であった寛骨臼後壁骨折の2症例 査読あり
日吉優,川野啓介,中村嘉宏,池尻洋史,帖佐悦男
骨折 40 ( 2 ) 400 - 403 2018年4月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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放射線照射後に生じた股関節障害に対し寛骨臼再建を併用して人工股関節置換術を施行した1例 査読あり
吉留 綾, 川野 啓介, 藤田 貢司, 帖佐 悦男, 坂本 武郎, 関本 朝久, 濱田 浩朗, 池尻 洋史, 中村 嘉宏, 舩元 太郎, 日吉 優
整形外科と災害外科 67 ( 2 ) 315 - 317 2018年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会
【はじめに】放射線照射後に生じた骨脆弱性を伴う股関節症に対する治療は非常に難渋する.今回我々は寛骨臼再建を併用した人工股関節置換術(THA)を行うことで股関節を再建しえた1例を経験したので報告する.【症例】79歳女性.子宮頸癌に対し子宮全摘+両側付属器切除,放射線治療を行われた12年後より右股関節痛が出現し,寛骨臼骨欠損を伴う両股関節の高度破壊像を認めた.右側は上方に高度骨欠損を認め,plateによる後柱再建後,骨移植と閉鎖孔フック付き十字プレートを用いてTHAを行った.左側は後柱再建と同種骨移植を併用しセメントレスカップでTHAを行った.現在術後1年で,経過良好である.【考察】放射線照射後の股関節症に対しての治療は骨再生能の低下,骨欠損と骨脆弱性が問題となり,治療に難渋する.良好な股関節の再建のためには,術前の股関節の状態の把握を含め,入念な術前計画ならびに寛骨臼の再建と骨欠損への十分な骨移植が重要と考えられる.
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大腿骨近位部病的骨折に対して腫瘍用人工骨頭を用いた治療成績
日吉 優、帖佐悦男、坂本武郎、濱田浩朗、池尻洋史、中村嘉宏、舩元太郎、川野啓介、三股奈津子、北島潤弥
宮崎整形外科懇話会論文集 21 59 - 61 2016年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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液体窒素処理骨を用いて再建を行った骨軟部組織腫瘍の治療成績
中村嘉宏、帖佐悦男、坂本武郎、池尻洋史、舩元太郎、日吉 優、川野啓介
宮崎整形外科懇話会論文集 21 67 - 70 2016年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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寛骨臼球骨切り(SAO)後の関節症進行に対する治療戦略~骨切り術から人工関節に至るまでの治療の軌跡~(共著) 査読あり
中村嘉宏, 帖佐悦男, 坂本武郎, 渡邊信二, 関本朝久, 池尻洋史, 舩元太郎, 日吉優, 川野啓介
整形外科と災害外科 65 ( 3 ) 396 - 399 2016年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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骨頭骨折を合併した寛骨臼後壁骨折に対する治療戦略 Surgical dislocationの有用性 査読あり
中村 嘉宏, 帖佐 悦男, 池尻 洋史, 日吉 優, 川野 啓介
骨折 38 ( 2 ) 341 - 345 2016年4月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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戸田 雅, 日吉 優, 川野 啓介, 齋藤 由希子, 帖佐 悦男, 坂本 武郎, 関本 朝久, 渡邊 信二, 濱田 浩朗, 池尻 洋史, 中村 嘉宏, 舩元 太郎
整形外科と災害外科 65 ( 4 ) 655 - 657 2016年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会
【はじめに】Denosumabは骨巨細胞腫(GCT)に対して近年承認された治療薬であり,良好な治療成績が報告されている.今回当院でdenosumab投与を行ったGCT 2例について報告する.【症例1】46歳男性.左腸骨GCTと診断.TEA施行後,en bloc切除を行い,切除骨片の腫瘍掻爬と液体窒素処理を行った.術後1年の単純X線から骨巨細胞腫の再発を認めた.Denosumab使用開始し,以降観察で骨溶解の進行は認められないが骨形成も認めない.【症例2】26歳男性.右坐骨GCTと診断.Denosumab使用開始し,以降骨融解による消失した坐骨部の著明な骨形成を認めている.【考察】切除不能なGCTに対する治療戦略として,近年承認されたdenosumabは腫瘍サイズダウンや骨形成,遠隔転移巣への効果を示すが,使用中止によるGCT再発や長期使用の安全性の不確立などから長期観察が必要である.
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人工股関節の緩みに対する臼蓋再建の治療戦略
戸田雅, 帖佐悦男, 坂本武郎, 渡邊信二, 関本朝久, 濱田浩朗, 池尻洋史, 中村嘉宏, 舩元太郎, 日吉優, 川野啓介, 斎藤由希子
宮崎整形外科懇話会論文集 ( 20 ) 65 - 66 2015年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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宮崎県における2014春季キャンプに対するメディカルサポート報告-キャンプの地の総合的メディカルサポート体制の構築にむけて-(共著) 査読あり
小島岳史, 田島卓也, 帖佐悦男, 石田康行, 河原勝博, 山口奈美, 日吉優, 永井琢哉, 園田典生, 松岡知己, 井上篤, 田島直也, 山本惠太郎, 樋口潤一
九州・山口スポーツ医・科学研究会誌 ( 27 ) 4 - 7 2015年7月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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大塚 記史, 坂本 武郎, 関本 朝久, 渡邊 信二, 濱田 浩朗, 榮 建文, 池尻 洋史, 中村 嘉宏, 小牧 亘, 舩元 太郎, 梅崎 哲矢, 日吉 優, 李 徳哲, 帖佐 悦男
整形外科と災害外科 62 ( 3 ) 623 - 625 2013年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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大腿筋膜張筋-腸脛靭帯拘縮に対し内視鏡を用いた腸脛靭帯切離術を施行した一例
長澤 誠, 帖佐 悦男, 坂本 武郎, 渡邊 信二, 関本 朝久, 濱田 浩朗, 野崎 正太郎, 池尻 洋史, 中村 嘉宏, 福田 一, 日吉 優
整形外科と災害外科 59 ( 4 ) 788 - 791 2010年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会
今回,大腿筋膜張筋―腸脛靭帯拘縮に対し内視鏡を用いた腸脛靭帯切離術を施行した症例を経験したので報告する.症例は20歳女性,股関節外転拘縮,屈曲制限が出現したため当院受診となった.幼少期に明らかな筋肉注射既往は確認できなかった.その後保存療法行うも症状改善無く手術に至った.手術は内視鏡を用いた腸脛靭帯切離術を行い術後可動域,跛行は改善した.内視鏡は一般的に関節内など空間での処置に有用であるが,今回皮下組織下での処置に利用できた.鏡視下の腸脛靭帯切離術は術中股関節の動態による拘縮の確認が可能で,小皮切で行える有用な手段であると思われた.
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日吉 優, 久保 紳一郎, 黒木 浩史, 濱中 秀昭, 花堂 祥治, 海田 博志, 猪俣 尚規, 山口 志保子, 帖佐 悦男
整形外科と災害外科 58 ( 3 ) 411 - 414 2009年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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濱中 秀昭, 久保 紳一郎, 黒木 浩史, 花堂 祥治, 猪俣 尚規, 海田 博志, 日吉 優, 山口 志保子, 帖佐 悦男
整形外科と災害外科 58 ( 3 ) 337 - 341 2009年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)