講演・口頭発表等 - 篠原 慶規
-
The effect of Topographical changes on debris flow reduction at Mt. Unzen
Park JH, Shinohara Y, Hotta N, Gomez C
砂防学会研究発表会 2022年5月11日
開催年月日: 2022年5月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
-
降雨による土砂災害発生件数の都道府県別の変動要因の解明
篠原慶規,渡邊優太
砂防学会研究発表会 2022年5月
開催年月日: 2022年5月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
-
Comparison of the occurrences of landslides between orange groves and forests on landslides induced by the heavy rainfall in 2018 in Uwajima City, Japan
Lusiana N, Shinohara Y
砂防学会研究発表会 2022年5月11日
開催年月日: 2022年5月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
-
下層植生の衰退した広葉樹林におけるUAVを用いた土壌侵食量の面的評価
宮﨑拓馬,篠原慶規,徳本雄史,片山歩美,久米朋宣
日本森林学会大会
開催年月日: 2022年3月27日 - 2022年3月29日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
-
衛星画像のNDVIを用いた間伐による蒸散量の変化予測
篠原慶規,深江朋美,高木正博
日本森林学会大会
開催年月日: 2022年3月27日 - 2022年3月29日
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
-
Distribution of Landslides Triggered by Heavy Rainfall Event July 2018 in Uwajima City, Japan 国際会議
Novia Lusuana, Yoshinori Shinohara
American Geophysical Union (AGU) Fall Meeting
開催年月日: 2021年12月13日 - 2021年12月17日
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
-
港湾建設に伴う海岸線変化が生じさせた海岸林樹高成長の空間的不均質性
岩﨑 健太, 南光 一樹, 中田 康隆, 真坂 一彦, 篠原 慶規, 新田 響平, 水永 博己
日本森林学会大会発表データベース 2021年5月24日 一般社団法人日本森林学会
開催年月日: 2021年5月24日
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
海岸侵食が各地で問題となっていることから、海岸林の成長予測のために地形変化による影響を知る必要がある。北海道石狩湾沿岸では、カシワを主体とした天然生海岸林を分断して港が建設された。1980年代以降、港の西側で海岸侵食が進むのに対し、東側では海岸線が前進している。そこで、港の西側と東側で毎木調査、無人航空機と航空レーザ測量データを用いた数値表層モデル(DSM)差分解析、着葉塩分量調査を実施した。毎木調査の結果、港の東側では年間20~30cm樹高成長しており、現在の上層高が西側より高かった。DSM差分解析から、港の東側では飛砂の堆積による前砂丘の標高上昇と、毎木調査と同様の樹高成長が得られた。一方、西側の一部では最近13年間で高さ9mの前砂丘が幅20mにわたって消失し、広範囲でほとんど樹高成長していなかった。成長の悪い地点ほど前線林冠部の着葉塩分量が多く、飛来塩分による環境ストレスが大きかった。林縁から100m内陸までの平均樹高変化は林帯前面の海浜・砂丘の断面積変化量と高い正の相関があったため、海岸林に及ぼす影響を評価する上で、海岸線の位置に加え、砂丘の垂直方向の変化の把握が重要であると考えられた。
-
降雨による土砂災害発生件数-都道府県別のばらつきを生み出す要因-
渡邊優太,篠原慶規
砂防学会研究発表会 2020年5月21日
開催年月日: 2021年5月19日 - 2021年5月21日
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
-
Recent decrease in debris-flow activity in the Tansan-dani at Mt.Unzen
Ji-Hyeok Park,篠原慶規,堀田紀文,Christopher Gomez
砂防学会研究発表会 2020年5月20日
開催年月日: 2021年5月19日 - 2021年5月21日
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
-
森林施業が衛星画像のNDVIに与える影響ー蒸発散評価に向けてー
深江 朋実, 篠原 慶規
日本森林学会大会発表データベース 2021年5月24日 日本森林学会
開催年月日: 2021年3月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
水資源量の最大値は、降水量から蒸発散量を引いて算出されるため、水資源を考えるうえで蒸散量を知ることは重要である。水資源量の増加を目的とした森林施業が行われているが、森林施業が蒸発散量に与える影響を広域で評価できる手段は少ない。本研究では、その最初のステップとして、間伐による樹冠構造の変化が、衛星画像のNDVIの変化から検出可能かを明らかにすることを目的とした。宮崎大学田野フィールドの2014年~2019年の間に間伐が行われた小班(スギ・ヒノキ人工林)を対象とした。衛星画像は、Landsat8の反射率データ(Level2)を用いた。14枚の晴天日の画像について、band4とband5を用いてNDVIを計算し、間伐前後で比較を行った。比較を行う際は、フェノロジーを考慮し、田野フィールドのスギ・ヒノキ人工林全体のNDVIの中央値との比を用いた。その結果、間伐後のNDVIは間伐前のNDVIの0.92倍~1.02倍(平均:0.97倍)となり、間伐による樹冠構造の変化は、衛星画像から算出されたNDVIによって検出可能であることが示唆された。NDVIから蒸発散量を推定するモデルを用いることで、衛星画像から、間伐による蒸発散量の変化を広域で推定できる可能性がある。
-
風由来の環境ストレスを踏まえた海岸林の樹高成長履歴
南光 一樹, 新田 響平, 篠原 慶規, 岩﨑 健太, 水永 博己
日本森林学会大会発表データベース 2021年3月 日本森林学会
開催年月日: 2021年3月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
海岸林は、海岸から吹き込む強風・飛砂・飛塩を防ぐ。樹高が高いほど防風効果が高まるが、海岸林自体も風由来のストレスにより樹高成長が制限される。海岸林動態の予測モデルの開発に向けて、20年生海岸クロマツの樹高成長履歴を調べた。秋田市の林帯幅70mのクロマツ海岸林において、林帯の海側、中間、陸側でそれぞれ2本のクロマツを伐倒し、樹高と枝階痕から過去の樹高を推定した。現在の樹高は海側、中間、陸側の順に高くなり、林帯全体で風衝林形を作っていた。林帯の海側からの距離に対する樹頂高さの勾配は年々増大した。陸側のクロマツは植栽直後を除くと年平均50~60cmの良好な樹高成長があったのに対し、中間は植栽後7年まで、海側はずっと成長抑制を受けていた。また、中間と陸側において2011年と2013年に極端に鈍い樹高成長が見られ、2012年4月の爆弾低気圧の接近(秋田市において10分間最大風速28.9m/s)がその原因であることが推察された。春先の極端な海からの強風が、前年の成長分の枯れ下がりを引き起こし、被害に伴う当年の光合成産物の減少が、翌年の樹高成長鈍化を促したと考えられる。極端な強風が、2つの理由で樹高を制限することがわかった。
-
海岸林における付着塩分量の時間変化及びそのモデル化
宮﨑 拓馬, 篠原 充輝, 篠原 慶規, 南光 一樹, 岩﨑 健太, 新田 響平, 水永 博己
日本森林学会大会発表データベース 2021年3月 日本森林学会
開催年月日: 2021年3月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
海岸林は、飛砂や飛塩などから後背地を守る役割を備えている。一方で、海岸林では、付着した塩分によるストレスが原因と考えられる成長阻害や枯死などが報告されている。そこで本研究では、環境要因から樹冠の付着塩分量の時間変動を予測するモデルを構築することを目的とした。宮崎市石崎浜の海岸林(クロマツ林)を対象にし、2019年9月12日から2020年12月21日の間に、1~2週間に1回の頻度で樹冠の付着塩分量と、樹冠通過雨・樹幹流によって洗い流された塩分量を計測した。また、風向風速と降水量を林外の開けた場所で計測し、有義波高のデータを国土交通省NOWPHASから取得した。樹冠の付着塩分量の計測結果より、樹冠に付着した塩分は4mm程度の少ない降雨で洗い流されていることが分かった。また樹冠通過雨・樹幹流の計測結果から、樹冠通過雨・樹幹流に含まれる塩分量は、海側から吹く風の平均風速及び平均有義波高と相関があることが分かった。これらを考慮し、風速・有義波高・降水量から付着塩分量を求めるモデルを構築した結果、モデルから推定した付着塩分量は、樹冠の付着塩分量の実測値と同様の挙動を示した。
-
港湾建設に伴う海岸線変化が生じさせた海岸林樹高成長の空間的不均質性
岩﨑健太,南光一樹,中田康隆,真坂一彦,篠原慶規,新田響平,水永博己
日本森林学会大会
開催年月日: 2021年3月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
-
水無川流域における土砂流出量の予測に向けて
篠原慶規, 堀田紀文, ゴメス・クリストファー, 經隆悠
砂防学会研究発表会
開催年月日: 2020年5月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
-
Characteristics of water and sediment discharge in Tansan-dani gully of Mt. Unzen
Jihyeok Park, Yoshinori Shinohara, Hotta Norifumi, Christopher Gomez
砂防学会研究発表会
開催年月日: 2020年5月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
-
Dynamic calibration of tipping-bucket rain gauges and flow meters for precise measurements of rainfall partitioning 国際会議
Shin'ichi Iida, Takanori Shimizu, Yoshinori Shinohara, Tomo'omi Kumagai, Darryl E. Carlyle-Moses, Delphis F. Levia
JpGU-AGU Joint Meeting 2020
開催年月日: 2020年5月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
-
篠原 慶規, 瀬戸島 仁朗, 多炭 雅博, 高木 正博
日本森林学会大会発表データベース 2020年3月 日本森林学会
開催年月日: 2020年3月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
森林の変化が水資源に与える影響を評価する上で蒸発散の変化を知ることは重要である。これまで,特に日本では,地上計測に基づいて,伐採や間伐など森林の変化に伴う蒸発散量の変化が調べられてきたが,実際に水資源管理が行われている空間スケール(ダム流域など)への適用性には課題があった。この課題は,ドローンや衛星などリモートセンシングデータを利用することで解決できる可能性がある。そこで,衛星データの地表面温度から作物係数が推定可能なGCOM-C ET<sub>index</sub>アルゴリズムの森林への適用性を検討した。世界中の40地点の観測データとアルゴリズムに基づく蒸発散量を比較したところ,アルゴリズムは,年蒸発散量を良好に再現できることがわかった。一方で,多くの地点で,夏季の過大評価,冬季の過小評価が見られた。そこで,アメリカ・アイダホの森林での観測値を用いてパラメータを調整し,宮崎大学田野フィールドにおいて作物係数を算出したところ,以前のアルゴリズムで見られた極端な季節変化は解消された。今後は,観測データに基づいて更なる検証を行うと共に,実際に森林の変化が水資源に与える影響を評価するための方策についても検討していく予定である。
-
飯田 真一, 篠原 慶規, 竹内 真一, 清水 貴範, 熊谷 朝臣
日本森林学会大会発表データベース 2020年5月25日 日本森林学会
開催年月日: 2020年3月
記述言語:日本語
近年、樹液流速測定法による計測値の過小評価を指摘する事例が増加している。しかし、日本国内の主要樹種であるスギに関する同種の情報は限られた状況にある。そこで、秋田県および茨城県で採取したスギ丸太に負圧を加えて人工的に樹液流速を発生させ、3種の樹液流速測定法(Granier(グラニエ)法、Heat Ratio(HR)法およびHeat Field Deformation(HFD)法)の検定を行った。秋田県のスギ丸太については、グラニエ法およびHFD法の計測値は明瞭なバイアスを示さず、概ね妥当であった。他方、茨城県のスギ丸太については明瞭な過小評価が検出された。採取地によって異なる結果が得られた理由は現在のところ不明であるが、この差異は、観測対象林分毎に樹液流速測定法の検定が必要であることを示唆している。HR法については茨城県のスギ丸太を対象として検定を行った。その結果、HR法は他の手法よりも高い正の相関を示す一方で、過大な測定値を示した。HR法で樹液流速を算出する場合に用いるwounding補正係数が過大となっていた可能性がある。
-
岩﨑 健太, 南光 一樹, 中田 康隆, 真坂 一彦, 篠原 慶規, 新田 響平, 水永 博己
日本森林学会大会発表データベース 2020年3月 日本森林学会
開催年月日: 2020年3月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
海岸林では飛来塩分などの環境ストレスにより樹高成長が制限され、風衝林形が形成される。海岸では砂の移動により微地形も絶えず変化しているが、微地形の時間変化と海岸林の成長の関係は十分に検討されていない。本研究では、北海道石狩湾沿岸のカシワを主体とした天然生海岸林において、毎木調査および無人航空機と航空レーザ測量データを用いた数値表層モデル(DSM)差分解析により過去13~18年間の地形および樹高の変化を調べた。石狩湾新港の東側の林分で実施された毎木調査からは、雪解け後に水たまりが生じる砂丘間湿地では樹高成長が抑制されたものの、それ以外の地点では最近16年間で上層高が平均3m伸びたことが示された。港の東側におけるDSM差分解析では、毎木調査と同様の樹高成長とともに、海岸線が伸び前砂丘に飛砂が堆積する地形変化を把握できた。一方、港の西側におけるDSM差分解析では、海岸侵食により海浜や前砂丘が削られ、ほとんど樹高が変化していない場所が検出された。石狩海岸林の近年の樹高成長は、港湾建設に伴う海浜と砂丘における砂の侵食と堆積に影響されている可能性が示された。
-
高木 正博, 篠原 慶規
日本森林学会大会発表データベース 2020年3月 日本森林学会
開催年月日: 2020年3月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
本研究は,若齢の針葉樹人工林からなる小流域において,渓流流出量と蒸発散量を測定することにより,深部地下浸透量を推定することを目的とする。堆積岩流域の場合,深部地下浸透量は約2割から3割と言われているが,直接測定できないため研究例が少なく,多くのことが未解明なまま残されている。降水量が配分される3つの要素(渓流流出量,蒸発散量,深部地下浸透量)の間の優先の程度,すなわちどの要素が他の要素で消費された後の残余なのか,については,地質,降水量,蒸発散要求量に依存していると考えられる。発表者はすでに,ヒノキ壮齢林におけるこれら3要素の配分を推定し,44:31:25であったと報告している(Takagi 2011)。本研究では同じ流域において,ヒノキ林を伐採後にヒノキとスギを植栽して12年経過した若齢林の蒸発散量を測定することにより,深部地下浸透量の蒸発散量への依存の程度を明らかにすることを試みる。蒸散量の測定にはグラニエ式センサーを用いた。