MISC - 平野 羊嗣
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統合失調症における視覚性P300とミスマッチ陰性電位の検討 査読あり
前川敏彦, 角田智哉, 平野羊嗣, 平野昭吾, 大林長二, 吉田猛, 鬼塚俊明, 神庭重信, 飛松省三
臨床神経生理学 35 ( 5 ) 342 2007年10月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
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統合失調症における事象関連電位(ERP)による顔・表情認知機構の検討―空間周波数処理画像を用いて― 査読あり
大林長二, 中島大輔, 前川敏彦, 平野羊嗣, 平野昭吾, 角田智哉, 飛松省三, 鬼塚俊明
臨床神経生理学 35 ( 5 ) 389 2007年10月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
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大林 長二, 平野 昭吾, 前川 敏彦, 平野 羊嗣, 門司 晃, 鬼塚 俊明, 神庭 重信
九州神経精神医学 53 ( 1 ) 41 - 46 2007年4月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 出版者・発行元:九州精神神経学会
九州大学精神神経科てんかん外来(当再来)を受診した374名の患者の現状につき後方視的調査を実施し、従来の報告と比較検討した。その結果、当再来の主たる特徴は、(1)症候性局在関連性てんかん患者が77%と大半を占め、(2)罹病期間が長く、(3)精神発達遅滞を合併していた。1991に実施した当再来の調査と比較すると患者の高齢化が進行していた。2年間発作のない患者への抗てんかん薬の平均投与剤数は1.94±0.96剤で、従来の報告にくらべ1剤多かった。以上の結果から、抗てんかん薬の単剤化もしくは剤数の減少をはかるべき、数年来発作のない患者への抗てんかん薬投与の終結を検討すべきということが示唆された。今後の精神科におけるてんかん診療では、患者の高齢化と高齢化に伴う合併症への対応、精神障害合併患者に対する社会的支援が必要となってくることが考えられた。
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平野羊嗣, 鬼塚俊明, 神庭重信
臨床脳波 49 ( 1 ) 56 - 64 2007年1月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 出版者・発行元:永井書店
聴覚フィルタリング機構とその障害に関して、主に統合失調症での所見を中心に、脳波および脳磁図の知見を概括した。聴覚P50抑制障害は統合失調症の重要な生物学的マーカーとして期待されており、さらに近年では、脳磁図での計測が可能となり、聴覚フィルタリング障害と症状および脳の形態異常との関連も報告されている。また、P50抑制に関与する神経伝達物質や薬物に加え、遺伝性や特定の遺伝子への関連性も解明されつつあり、より詳細な解析が可能となっている。今後はさらなる研究により、病態の解明から、評価、治療といった臨床的な応用が期待されている。(著者抄録)
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言語音および非言語音に対する統合失調症患者の脳磁図誘発γ帯域反応についての検討
平野昭吾, 鬼塚俊明, 平野羊嗣, 前川敏彦, 大林長二, 神庭重信
九州神経精神医学 53 ( 3/4 ) 2007年
掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
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ミスマッチ陰性電位を用いた統合失調者の視覚情報自動処理過程の検討
前川敏彦, 飛松省三, 平野羊嗣, 鬼塚俊明, 神庭重信
臨床神経生理学 34 ( 5 ) 342 2006年10月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
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ミスマッチ陰性電位とP300を用いた統合失調者の視覚認知過程の検討
前川敏彦, 鬼塚俊明, 平野羊嗣, 平野俊吾, 大林長二, 飛松省三, 神庭重信
神経化学 45 ( 2/3 ) 469 2006年8月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
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カプグラ症候群の出現に伴い,SPECT所見に変化が見られたてんかん精神病の一例について
堀川 英喜, 門司 晃, 佐々木 雅之, 鬼塚 俊明, 仁田坂 洋子, 前川 敏彦, 平野 羊嗣, 平野 昭吾, 橋岡 禎征, 加藤 隆弘, 吉田 一郎, 神庭 重信
神経化学 45 ( 2-3 ) 401 - 401 2006年8月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本神経化学会
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連発言語音を用いた誘発磁場の検討:聴覚刺激の感覚フィルタリング機構
平野羊嗣, 鬼塚俊明, 平野昭吾, 前川敏彦, 神庭重信
臨床神経生理学 33 ( 5 ) 474 2005年10月
担当区分:筆頭著者, 責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
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高振幅β波の抑制がクロバザムの効果の指標となった側頭葉てんかんの1例
前川 敏彦, 平野 昭吾, 平野 羊嗣, 鬼塚 俊明, 門司 晃, 神庭 重信
Pharma Medica 23 ( 9 ) 140 - 144 2005年9月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 出版者・発行元:(株)メディカルレビュー社
クロバザム(CLB)を追加投与し臨床発作は著明に改善されたが,脳波は高振幅β波のみが抑制され,高振幅棘徐波複合は抑制されなかった側頭葉てんかん症例を報告した.CLBによって抑制された高振幅β波と抑制されなかった高振幅棘徐波複合は発生機序あるいは発生部位が異なっていた可能性が示唆された.発作間欠期脳波異常の一部の改善だけでも薬物効果の指標になる可能性があると考えられた(著者抄録)
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平野 昭吾, 鬼塚 俊明, 織部 直弥, 平野 羊嗣, 神庭 重信
分子精神医学 5 ( 2 ) 205 - 206 2005年4月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 出版者・発行元:(株)先端医学社
大学病院精神科てんかん外来受診中の177名のてんかん患者を対象に,エジンバラ利き手評価スケール(EI)を用いて,てんかん症候群分類と利き手側性化との関連について検討した.その結果,EI,EI絶対値は6歳以前に発症した部分てんかん(EPE)群では7歳以降発症の部分てんかん(LPE)群,全般てんかん(GE)群に比べ有意に低かった.すなわちEPE群はLPE群,GE群より有意に利き手側性化が妨げられていた
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周産期から乳幼児期の環境と精神発達 環境が脳の発達に与える影響 招待あり 査読あり
神庭重信, 桜井修, 平野羊嗣, 樽味伸
臨床精神医学 33 ( 11 ) 1417 - 1421 2004年11月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 出版者・発行元:(株)アークメディア
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平野羊嗣, 桜井修, 樽味伸
分子精神医学 4 ( 4 ) 286 - 295 2004年10月
担当区分:筆頭著者, 責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 出版者・発行元:先端医学社
脳と環境の相互作用について,1)母子分離モデルを中心に,哺乳類における養育環境の変化やストレス負荷時の神経内分泌的反応と行動の変化について概説した.2)ヒトの海馬の形態変化と環境・遺伝要因との関連に焦点をあて,PTSDやうつ病,統合失調症などの最近の脳画像研究の所見を紹介した.3)遺伝子・環境相関という双方向的プロセスに着目した上で,ヒトの置かれるマクロな環境としての社会文化的要因や気質と行動特性に関する研究について述べた
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急性期統合失調症治療における多剤大量薬物療法からolanzapineによる単剤治療への切り換えについて
平野羊嗣, 土本利架子, 鬼塚俊明, 小原喜美夫, 二宮英彰
臨床精神薬理 7 ( 4 ) 643 - 654 2004年4月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 出版者・発行元:(株)星和書店
急性期統合失調症治療における多剤大量薬物療法からolanzapineによる単剤治療への切り換えを行った症例で,治療経過中,陽性症状,陰性症状,薬原性錐体外路症状,QOL,主観的ウェルビーイングについて評価を行った.更に,switchingの留意点,患者自身の主観的評価がその後の治療に及ぼす影響について検討した.10例中9例においてolanzapineの単剤化に成功し,更にそのうちの4例は睡眠薬や抗不安薬も不要となり,完全にolanzapine単剤となった.殆どの症例において陽性症状,陰性症状,薬原性錐体外路症状およびQOL,主観的ウェルビーイングの全ての項目において著しい改善がみられ,その後の患者のQOLの向Lおよび社会復帰を促進した.患者自身が自らの主観的改善感を再認識し,治療者とそれを共有するという作業自体が,その後の治療の進展に結びつく転機となった